私たちの身体は私たちの食べた物でできています。
これから本格的な冬を迎えます。冬休みに入るとクリスマス、お正月など楽しいことがいっぱいです。そんな行事を、体調不良でダウン、、、という悲しいことにならないためにも 日ごろから 体調管理、しっかりしておきたいですね。
今回は風邪などに罹らず冬を元気に乗り切るための方法とその栄養についてのお話です。
冬に比較的多くの人がかかりやすい風邪やインフルエンザ、嘔吐下痢症などは「ウイルス」による感染です。しかし、同じ場所にいても感染する人としない人がいます。それは何故でしょうか? それはその人に備わっている免疫機能の違い。免疫力の違いです。
冬を乗り切るための大きなポイントは2つ。
■ウイルスに感染しない
■免疫力を上げること
です。
~ウイルスに感染しないための方法は~
■手洗いうがい
■のどが乾燥しているとウイルスが付着しやすいので乾燥させないように適度な水分をとる
■お部屋も乾燥させないように湿度を保つ(湿度50%~60%)
■なるべく人混みをさける
■身体を冷やさない
(冷たいものなどの摂りすぎは身体は冷やします。ご注意ください)
~免疫力を上げる方法は~
■睡眠時間をしっかりとって規則正しい生活をする
■ストレスをためない
■入浴は湯船に入りしっかり身体を温める
■バランスのとれた食事を心がける
■ビタミンAは鼻やのどの粘膜を強くして免疫力を高めてくれます
食品ですと色の濃い野菜(人参 ピーマン パプリカ かぼちゃなど)などです
■ビタミンCはストレスをやっつけるホルモンの合成に関わっていたり、病原菌を退治する白血球の働きを助けたり また、血管を若々しくしたりという働きがあるといわれています
食品ですと色の濃い野菜(ピーマン、パプリカ、ブロッコリーなど)や じゃがいも、白菜
さつまいもや、いちごやアセロラ、柑橘系の果物に多く含まれています
■ビタミンEは赤血球を柔軟にして細い血管を通りやすくする働きがあります。血液の循環がよくなれば栄養が身体の隅々まで行き渡ります
食品ですとアボカドやアーモンドやクルミなどのナッツ類や小麦胚芽などです。
ファイトケミカルは第7の栄養素として今注目されています。自然界に何千種類も存在しているとのことです。
ファイトケミカルは野菜や果物が持つ色や渋みなどの成分をいいます。身体から有害なものを除去して健康にしてくれる働きがあるといわれています。
また、ファイトケミカルは病気の元といわれる活性酸素を抑え、抗酸化作用が高いといわれています。
ファイトケミカルの中のポリフェノールは一般的で、さらにその中のイソフラボン(大豆など)やアントシアニン(ブルーベリーなど)レスベラトロール(ぶどうなど)また、カロチノイドの中のベータカロチン(人参など)リコピン(トマト)などが代表的です。
第6の栄養素の食物繊維。
食物繊維は腸のお掃除をしてくれるといわれています。
その腸は免疫機能を司る大切な臓器。腸内環境を整えることは免疫力をあげることになります。
食物繊維は水溶性と脂溶性があり、水溶性食物繊維はこんにゃくや、わかめ、ひじき昆布といった海藻類などに含まれています。
脂溶性食物繊維は、レンコン大根などの根菜類や、インゲン、ひよこ豆、小豆といった豆類などがあります。
~この冬は~
手洗いうがいをしっかりして冬を乗り切るための栄養を心がけ
風邪やインフルエンザなどの感染症を跳ね除け
健康で元気で綺麗なママを先頭にいつもニコニコ笑顔の家族。
みんな手を合わせて「いただきます!」
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。