私たちの身体は私たちの食べたものでできています。
免疫力ってなんでしょうか。
免疫力は感染症などから身体を守る防御機能のこと。健康な状態を維持しようとする力のことで、ウイルスや細菌などが身体の中に入ろうとしたとき、それを退治してくれるのが免疫力。
また、外部からでなく 身体のなかでは 毎日3000~5000個のがん細胞が作られていますが、この免疫力が働いているから私たちは病気やガンにならず、もし病気にかかったとしても、早く健康な身体に戻れるように力を貸してくれるのです。
元気な人と病気がちな人、その差は「免疫力」。しっかり免疫力アップをして
家族みんなが
健やかな毎日を送れるようにしたいです。
免疫力を低下させる主な原因は以下のとおりです。
■睡眠不足
■ストレスを多く感じたとき
■加齢
■偏食
栄養のバランスが崩れると免疫細胞を支えている細胞が十分に作れなくなります
■肥満
脂肪細胞は過剰になると免疫機能を乱しアレルギーを引き起こすといわれます
■紫外線
紫外線をたくさん浴びることで活性酸素が大量に発生し免疫細胞を傷つけるといわれます
■加工食品、インスタント食品
食品添加物が免疫力を低下させます
■冷え
体温が下がると免疫力がさがり病気になりやすくなります。冷たいものの摂り過ぎで身体が冷えないように気をつけましょう
免疫力は20代~30代がピークでそれから徐々に低下していきます。
健康でいるためには免疫力アップは大切ですが、免疫力が強く働きすぎるとアレルギー反応のような症状が起こることがあります。
免疫力はどんどんあげることがよいことではなく、正常に機能することが大切といわれています。
では「免疫力を一番よい状態にもっていく」にはどんなものを摂るとよいのでしょうか。
主な栄養素や食品は以下の通りです。
★たんぱく質
免疫力を良好に保つにはたんぱく質は欠かせないです。お魚や赤身のお肉がおすすめです。脂の多いお肉はかえって免疫力をさげます。ご注意を
★ビタミンC
ビタミンCは免疫細胞の機能を高め、さらに自らのウイルスを攻撃してくれます
イチゴ、れんこん、かんきつ類など
★ビタミンE
ビタミンEは細胞が傷つくのを防ぐ抗酸化作用の働き。また、血行促進の効果がありので身体を冷えから守ります。アボガド、アーモンドなどナッツ類
★ビタミンA
粘膜を鍛えウイルスを身体から守る働き。人参などの緑黄色野菜
★ファイトケミカル
ファイトケミカルには免疫力アップさせる成分がたくさん含まれています
緑黄色野菜のほかニンンク、タマネギ、ブロッコリー、大根、キャベツなども
おすすめです。
★食物繊維
善玉菌を増やし腸内環境をよくしてくれます。腸は全身の60パーセントの免疫システムを司っています。海草、きのこ、ごぼう
★発酵食品
味噌、納豆、ヨーグルト、ぬか漬けなど
★身体を温める食品
しょうが、サトイモ、レンコン、大根、にら、にんにくなど
免疫力を良好にして
健康で元気で綺麗なママを先頭に
いつもニコニコ笑顔の家族!
みんな手を合わせて「いただきます」
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。