ファイトケミカルはフィトケミカルとも呼ばれます。糖質 脂質 タンパク質 ビタミン ミネラルを5大栄養素といいますが、最近は8大栄養素ともいわれ6番目が食物繊維、そしてファイトケミカルは7番目の栄養素としてとても注目されています。(ちなみに8番目は水です)
ファイトケミカルは植物が紫外線などの害から自身を守ろうとして作られたものが多く、野菜や果物などの色や香り、渋み、苦味などの成分をいい、身体から有害なものを除去して健康にさせてくれる、とっても欠かせない大切なものです。
ファイトケミカルの主な働きは、抗酸化作用が高く私たちの身体に有益な作用を持つことも最近わかってきたそうです。食事で抗酸化作用の高いものを摂り入れることで日々発生している活性酸素をやっつけてくれます。また、がん予防、免疫力アップ、血管や血液をしなやかに保つ働きもあります。
主なファイトケミカルの種類はポリフェノールやカロチノイド、などが一般的で、ポリフェノールの中ではフラボノイド、カロチノイドの中ではカロテンなどがあります。
イソフラボン (大豆など)
女性ホルモンに似た働きをし骨粗しょう症、認知症の予防に効果
リグナン (ごまなど)
抗癌作用 肥満抑制効果のほか コレステロール低下などの作用
クロロゲン酸 (珈琲、ごぼうなど)
抗酸化作用 血圧上昇抑制効果や ダイエット効果
ポリフェノール(プルーン)
抗酸化作用が高くアレルギー抑制効果
βーカロチン (人参、かぼちゃ など)
抗ガン作用のほか 抗酸化作用が高い、
リコピン (トマト)
がん予防
アリシン (にんにく たまねぎ)
免疫力を強化する
アントシアニン (ブルーベリー)
眼精疲労を回復
ルチン (そば)
高血圧を予防する
ルテイン (ほうれん草 ブロッコリー キャベツ)
眼精疲労 視力回復に」効果
いろんな種類のファイトケミカルを摂るには野菜や果物の「色」がめやすになります。人参、ピーマン パプリカ かぼちゃ ブロッコリー ぶどう アサイ ブルーベリーなど。また、植物が土や雑菌から身を守るために作られた成分も多いので皮なども一緒に摂るとよいといわれています。そしておやつにはドライフルーツやナッツ類でファイトケミカルをおすすめします。
また、栄養素でいうならば、抗酸化作用の高い栄養素はビタミンA、C、Eです。
ビタミンA ・・・うなぎ 緑黄色野菜
ビタミンC ・・・緑黄色野菜 かんきつ類
ビタミンE ・・・アボガド ナッツ類 大豆 など
があります。
赤、黄色 みどり オレンジいろんな色いっぱいのお食事でファイトケミカルを摂って、健康で元気で綺麗なママを先頭にいつもニコニコ笑顔の家族で手を合わせて「いただきます」
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。