私たちの体は私たちが食べたものでできています。
代謝とは、私たちが口から食べ物を取り込んで、その栄養が体の中でいろんな形に変えられ利用され、いらないものは排出するシステムを総称して「代謝」といいます。
代謝が目で見てわかりやすいのは、髪の毛や肌です。
いろんな代謝がありますが、以下の3つは代表的です。
★基礎代謝
安静にしている状態で使われるエネルギー、
呼吸や心臓の鼓動や体温維持など、意識しなくても生命維持のために使われるエネルギー
★活動代謝
日常の生活によって使われるエネルギー
★食事誘導性熱代謝
食事の消化吸収に使われるエネルギー
「代謝がいい」とか「代謝が高い」といわれますが、同じ食事を同じ量食べても、太りやすいひと、太りにくいひとに分かれます。それは、摂取した栄養を燃やしてエネルギーに変える働きが活発なほど、太りにくいっていわれています。
それは、その人の体温や、筋肉の量、冷え症かそうでないかという体質の違いなどによって違ってきます。
まずは、しっかり体を温めることです。
特に筋肉を動かすことが効果的です(筋肉は体の中で熱を生み出しやすいため)。
また、毎日の入浴(シャワーではなく、しっかり湯船につかることが体を温めることになります)。
体温でいうと 36.5度から37度が一番代謝は活発になるといわれています。
以前の低体温についてお話しましたが、体を温めることが低体温を改善することに繋がり、それはさらに代謝をよくすることに繋がります。
体を温める主な食品は、根菜類(れんこん、ごぼう、人参、大根など)、ねぎ、たまねぎ、にら、にんにく、唐辛子、しょうが、黒ゴマ、発酵食品 (みそ、しょうゆ、漬物など)
※反対に、白砂糖を使った甘い物や清涼飲料水はかなり体を冷やします。注意してください。
代謝を上げる栄養素は、
★たんぱく質
(大豆、肉、魚など)
★ビタミンE
(アボカド、ナッツ類、緑黄色野菜、大豆など)
★鉄
(レバー、赤みの魚や肉、大豆など )
★食物繊維
(豆類、野菜、イモ類、海藻類など )
などがあげられます。
寒い冬は暑い夏に比べ体が体温を上げようとするために代謝は高くなります。
家事をこなすだけでも代謝アップ効果はあるといわれます。
毎日の子育てや家事で代謝アップして、健康で綺麗で元気なママを先頭に、いつもニコニコ笑顔の家族を目指しましょう。
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。