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トランス脂肪酸/2013年9月

トランス脂肪酸って聞いたことありますか

私たちの体は私たちの食べたものでできています。

 

皆さんは「トランス脂肪酸」を、知っていますか?

マーガリンやスナック菓子、インスタント食品などに含まれている脂肪酸の一つです。

 

脂肪は、常温で固体の脂と常温で液体の油に分けられます。

ちょっと難しい言葉ですが

常温で固体の脂は「飽和脂肪酸」

常温で液体の油は「不飽和脂肪酸」とよばれています。

 

トランス脂肪酸は「不飽和脂肪酸」の一種です。

トランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸の代表的な食品であるマーガリンは、植物性の油に水素を添加して、(化学処理して、無理やり油の性質を変え)作られます。

本来なら常温で液体のはずの油を、常温で固体にした油なのです。

この過程でできたものが「トランス脂肪酸」です。

 

また、高温で同じ油を何回も繰り返して調理するときにも「トランス脂肪酸」ができます。

 

微量といわれていますが、トランス脂肪酸は牛や、山羊、などの腸内細菌によって作られ、これらの動物の肉や乳脂肪に含まれます。

 

トランス型の構造をしているのでトランス脂肪酸とよばれます。

 

トランス脂肪酸は細胞膜に直接悪影響を及ぼします。

トランス脂肪酸を多く含む食品

トランス脂肪酸を多く含む食品は

マーガリン、ショートニング、ファーストフード、スナック菓子、菓子パン、コーヒーフレッシュ、マヨネーズ、冷凍食品、インスタント食品、レトルト食品、カップめん、カレーやシチューのルウ、クッキー、ビスケット、ケーキ、アイスクリーム などがあげられます。

トランス脂肪酸の摂り過ぎはこんなことが考えられます

トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすので動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを高めます。

また内臓脂肪の蓄積、高血圧、気管支喘息、アトピー性皮膚炎を起こしやすいともいわれています。

 

 

朝食はパン食(マーガリンを塗る)、昼食は冷凍食品が多いお弁当や、ファーストフード、夕食は外食や、インスタント食品やレトルト食品が多い

といったお食事の方はとり過ぎないように、特に注意していただきたいです。

まごわやさしいの食事で

摂っていただきたい油は

オメガ3(エゴマ油、亜麻仁油、シソ油、青魚など)

オメガ9(オリーブ油、菜種油、ナッツ類など)です。

 

最近はいろんな食べ物が出回り、トランス脂肪酸を避けることはできません。

 

できるだけ、おうちでは「まごわやさしい」を基本とした手作りのものを摂っていただきたいと思います。

 

トランス脂肪酸の摂り過ぎに気をつけて健康で綺麗で元気なママを先頭にいつもニコニコ笑顔の家族で過ごしましょう。

Mama's profile/プロフィール

朝岡 ひろみ

朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】

記事テーマ

いつまでも健康で元気で綺麗なママでいるために

栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。

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