私たちの体は私たちが食べたものでできています。
今年の夏は一段と暑くお疲れの方も多いのではないでしょうか?
エアコンの当たりすぎや冷たい物の摂りすぎで体は冷えて、血液の循環も悪く、せっかく摂った栄養も体の隅々まで行きわたらない。そんな体の状態を今、戻しておくことは、これからやってくる冬の体の冷えを防ぐことに繋がります。
今回は夏の疲れを取るためのお食事のお話です。
■疲労回復の代表であるビタミンB1(豚肉 ウナギ 大豆 カツオ のり ゴマなど)を摂る
疲労物質の蓄積を抑え、筋肉の働きを滑らかにします。
そして、ビタミンB1を摂るときは にんにく ニラ たまねぎ しょうがといったアリシンを多く含む食品と一緒にとると、さらにビタミンB1の吸収をよくします。
※糖質を代謝するときにビタミンB1を使います。砂糖の多い菓子や食品 また食事に うどん そうめん といった 糖質のものばかり食べていると からだの中は ビタミンB1不足になり、さらに疲労感が増すので注意です。
■クエン酸やビタミンC(レモン 酢 キウイ パプリカ ゴーヤなど)を摂る
クエン酸は疲労物質である乳酸を分解してくれます。
体はストレスと戦うとき アドレナレンを分泌します。その時にビタミンCが大量に消費されてしまうのでビタミンCをしっかり摂ることが大事です。
■発酵食品(味噌 納豆 キムチ ヨーグルトなど)を摂る
発酵食品は消化や代謝を促進してくれます。
■根菜類(レンコン ごぼう にんじん 大根など)を摂る
根菜類は体をしっかり温めてくれます。また、免疫力をつけるともいわれています。
■緑黄食野菜(カボチャ ピーマン ブロッコリー アスパラなど)
免疫力や抵抗力をつけてくれます。
☆体を冷やさない→ 体を温めることを心がける。
☆血液の循環をよくすることを心がける。
この2つがとても大事です。
体を温め血液の循環をよくすることは、代謝がよくなり 抵抗力 免疫力がつき 風邪や病気にかかりにくくなります。
また、栄養とあわせて睡眠不足にならないことも大切です。
お食事の基本である まごわやさしい を意識して
ご飯(白米・玄米) 味噌汁 主菜(メインのおかず) 副菜 (野菜を中心のサラダや煮物 酢の物など) 少しの漬物 をテーブルに並べ、バランスのよい食事で、健康で綺麗で元気なママを先頭にいつもにこにこ笑顔の家族を目指しましょう。
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。