「まごわやさしい」ってきいたことありますか?
私たち日本人が伝統的に食べていたお食事です。
「ま」 まめ (大豆や豆腐 納豆 みそ 高野豆腐 厚揚げなどの大豆製品)
「ご」 ごま (アーモンド 落花生 銀杏などの種実類)
「わ」 わかめ (ひじき 昆布 のりなどの海藻類)
「や」 やさい (キャベツ 白菜 セロリ ねぎなどの淡色野菜 や
トマト ブロッコリー ピーマン ほうれん草などの緑黄色野菜や
大根 レンコン ごぼう 人参などの根菜など)
「さ」 さかな (鮭 あじ さば いわしなど )
「し」 しいたけ (しめじ えのき まいたけ エリンギなどのキノコ類)
「い」 いも (さつまいも さといも じゃがいもなどの芋類)
をいいます。
「まごわやさしい」をとりいれたお食事をしていると、まず、バランスよく栄養がとれます。そして、生活習慣病の予防になります。
コレステロールを下げてくれて、老化防止の役割もしてくれます。
さらに、お肌が綺麗になってきます。
最近よくいわれています腸の中の環境を良くしてくれます。
代表的な腸内細菌は、
善玉菌(腸内の病原菌をやっつけてくれて免疫力を高めてくれます。代表的な善玉菌は、乳酸菌・ビフィズス菌)
悪玉菌(腸内を腐敗させ発がん物質や毒素のある有害物質を作り出します。代表的な悪玉菌は、大腸菌・ウエルッシュ菌)
日和見菌(食べ物などによって、善玉・悪玉どちらにも傾きます)
です。
腸内の環境を良くしてくれる、善玉菌が大好きな食べ物は「まごわやさしい」です。
「まごわやさしい」をとりいれたお食事を毎日積極的にとっていただくことが健康の近道です。
反対に、悪玉菌が大好きな食べ物は「おかあさんやすめハハキトク」です。
お (オムライス) か (カレーライス) あ (アイスクリーム)
さん (サンドイッチ) や (やきそば) す (スパゲッティ)
め (目玉焼き) ハ (ハンバーグ) ハ (ハムエッグ)
キ (ギョウザ) ト (トースト) ク (クリームスープ)
カロリーが高いだけでなく、動物性脂肪が多いので、頻繁に食べることはおすすめできません。
そして、先ほどお話しした、腸の中を腐敗させ発がん物質などを作り出す悪玉菌が大好きな食べ物なのです。
食べ過ぎは、病気を招く可能性が大きいです。
「まごわやさしい」のお食事を習慣にして、家族みんなが、いつも健康で元気に、そしてママはますます綺麗になってニコニコ笑顔で過ごせる毎日を目指します。
献立に困った時は、お味噌汁に「まごわやさしい」をいれて、具だくさんのお味噌汁とご飯で「いただきます~」。
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。