私たちの体は私たちが食べる物で作られます。
そして、その体が作られる時は体温が36度~37度で正常に行われます。
体温が36度未満ですと、どんなによい食事をしても、どんなにいい栄養を摂っても、良いからだができないことになります。
平熱が35度台、またはそれ以下の人を低体温といいます。(平熱が、35.5度以下の人を低体温という説もあります)
低体温はしっかりと改善することが、健康で綺麗で元気でいることにつながっていきます。
例えば、食生活の乱れ(インスタント、レトルト食品などに偏った食生活)や、極端に甘い物の食べ過ぎ、冷たい物の摂り過ぎ、偏ったダイエット、運動不足、ストレス、ホルモンバランスの崩れなどが挙げられます。
また、小さいお子さんも清涼飲料水やアイスクリームや甘いお菓子などを必要以上にとる傾向があり、低体温気味のお子さんも多いです。
体温が下がると、細胞に栄養や酸素を運ぶ血流の流れが滞ります。老廃物を持ち去る機能も低下して、肩こりや頭痛、便秘、冷え性をまねき、免疫力が落ち、風邪をひきやすくなったり病気になりやすくなったりします。
体温が35度だとガン細胞の働きが活発になり、ガンの発症率を高めてしまうことにもなります。
甘い物(白砂糖は体を冷やします)の食べ過ぎ、冷たい物や冷たい食べ物は避けて、血行促進効果のあるビタミンE(アボカド、アーモンド うなぎなど)を意識して、今でしたら、根菜類(レンコン 大根 ごぼうなど)や、ネギ、たまねぎ、かぶ、白菜、山芋、かぼちゃ、ひじきなどをおすすめします。
あと、しょうがやにんにくなどの体を温める物も忘れずに。
また、便秘は腸の働き、腸内環境をよくすることが大事なので、善玉菌を増やすようなお食事、すなわち「まごわやさしい」のお食事を心がけてほしいです。
体の中で熱をつくる場所は筋肉なので、身体を動かし筋肉を鍛えると、筋肉は熱を作り出し血流がよくなり体温が上昇します。
また、シャワーではなく ゆっくりお風呂に浸かるのもいいでしょう。
身体を温め低体温を防ぎ、健康で綺麗で元気な家族でいつもにこにこ笑顔で過ごしましょう。
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。