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マザーグースについて/2013年3月

マザーグースって何?

みなさんマザーグースという言葉をどこかで聞いたことがあるでしょうか? マザーグースとは、イギリスやアメリカから伝わってきた英語の伝承童謡です。英語圏の子どもたちだけではなく、現在は世界各国の大人・子どもに親しまれています。韻を踏む詩としても有名です。

 

マザーグースは、歌の中に様々な意味の詩が含まれており、「なんでこういう意味(こういう内容)なの?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。マザーグースの歌は、歌の意味よりも韻を踏むことに重きを置いているためそう感じることがしばしあります。そのためテンポよくリズムにのりながら歌える曲が多く、それが歌の面白さを際立たせていると言えるでしょう。

 

マザーグースはただの子ども向けの歌というだけではなく、現在のイギリス・アメリカ文化の中にも強く息づいています。

マザーグースで有名な歌

それではマザーグースで有名な歌をご紹介したいと思います。

 

日本語でもよく知られている歌

●Mary Had a Little Lamb (メリーさんの羊)

●London Bridge Is Falling Down (ロンドン橋)

●Twinkle Twinkle Little Star (キラキラ星)

●Under the Spreading Chestnut Tree (大きなクリの木の下で)

 

子守唄

●Hush, Little Baby

●Hush-a-Bye, Baby

 

体の一部や体全体を動かす歌

●Head, Shoulders, Knees and Toes

●Pat-a-cake

●Eency Weency Spider

 

物語に出てくる歌・物語のキャラクターが出てくる歌

●Humpty Dumpty

●Here We Go Round the Mulberry Bush

 

動物が出てくる歌

●BINGO

●Old McDonald Had a Farm

 

以上のほかにも多くの曲があり、マザーグースの曲数は特定することができないとも言われています。そして、曲数と同様に、それぞれの歌の作詞者や作成年も不明の場合が多いとされています。

 

多くの英語教室ではマザーグースが使われており、テキストによって若干歌詞が変わってくる場合もあります。細かい歌詞はあまり気にせず、まずは音の響きを楽しんでみましょう。

 

<参考著書>

子どもとうたおう!マザーグース (2011) アルク社、Wee Sing Mother Goose. (2003) Pamela Conn Beall and Susan Hagen Nipp, Price Stern Sloan

マザーグースでハッピーえいご時間

第六回.jpg

 

マザーグースは楽しく英語に触れる教材としてとても適しています。英語学習の導入として、お子様はスムーズに英語の世界に飛び込むことができるでしょう。

 

私が推奨するハッピーえいご時間では、ただ英語を学ぶ、覚えるということではなく、ママと一緒に楽しく英語に触れるということを大切にしています。

 

英語の学習をしていくと、「この歌をしっかり覚えなくては」「意味を1字1句理解してきちんと発音しなくては」と思われるママもいるかもしれませんが、最初はまずListeningのインプットが重要なので、英語の音の感覚をつかむだけでもとっても重要な学びになるでしょう。そして、少しずつSpeakingに取り組んでいくことになります。焦らず楽しくのんびり英語に触れていきましょうね。

 

ご家庭のみで英語に触れているママとお子様は、遊び方の例が書いてある市販の教材を買ってみるのもよいでしょう。同じ歌でも、色々な遊び方があるので、インターネット、ブログなどでこども英語に触れている他のママたちの遊び方などを参考にしてみるのもいいですね。

 

お子様と2人で英語に触れていくと、時に行き詰ってしまうこともあるかもしれませんが、「この人たちは、こうやってマザーグースに触れているんだ!」という新たな発見があり世界が広がるかもしれません。

 

英語教室やサークルに通われている方は、レッスン中の先生のお手本を真似したり遊び方を学んできておうちで実践してみましょう。大人数でのレッスンとママとお子様の1対1の遊びでは遊び方が違ってくる場合があるので、おうちではアレンジを加えて英語に触れてみましょう。

 

例えば、London Bridge Is Falling Down (ロンドン橋)の歌を歌うとき、レッスンではみんなで大きな輪になってぐるぐる回って橋が落ちてきて捕まえた!というような遊び方をしますが、ママと1対1の時は、ハンカチを上下にさせたりして橋が落ちるのを表してもよいでしょう。

 

また、おうちで英語に触れる時には、鈴などの楽器や手作り小物を使って音楽に合わせて体を動かしたり、ママが絵を描いてそれを示しながら歌を歌ってみるのもいいでしょう。家の中は、こども英語に使える小物の宝庫でもあります。お金をかけずに、十分に楽しむことができます。

 

ぜひマザーグースでハッピーえいご時間を生活の中に取り入れてみてください!

Mama's profile/プロフィール

いまい ちなつ

いまい ちなつ 【こども英語講師 】

記事テーマ

親子で楽しくハッピーえいご時間

乳幼児期はママと一緒に楽しんで英語に触れあえる絶好の機会です。遊びが学びのこの時期に、えいご時間を取り入れてみませんか? 英語が苦手なので…英語教育って難しそう…そう思っていらっしゃるママでも、お気軽にこども英語に触れていただくアドバイスやこども英語情報をお届けいたします。親子で一緒に楽しくハッピーえいご時間を過ごしてみましょう!

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