こども英語では、身体を思う存分に動かして英語に親しんでいきます。ただの文章として言葉を暗記するのではなく、お子様もママも一緒に体を使って動きをつけることで英語のシャワーが体に染み込んでいくことでしょう。
例えば、Gorilla(ゴリラ)という単語を覚える時、 大人はそのまま単語を見て、発音を練習したりしますが、未就学児のお子様は、「ゴリラになってみよう」と言ってゴリラのまねをして、ママや先生がゴリラの発音をしながら部屋を動き回ったりということで英語を吸収することができます。楽しく遊びながら自然に学べる、これは大人にはなかなかまねできないお子様の特権です。
今日は、代表的な絵本と歌をご紹介したいと思います。
英語絵本ではとても有名なエリック・カールさんの絵本です。それぞれのページに違う動物がでてきて、その動物がする動作ができるかな?という本で子どもたちに大人気の1冊となっています。身体を動かしながら多くの動物の名前や違った動作の単語に触れることで、ママと一緒に楽しく英語に親しんでいくことができるでしょう。
英語教室でもご家庭でも、絵本を読むときにはママが率先して絵本の中の動物の真似をしたり、時には鳴き声をだしてみたり、単語をお子様に語りかけたりして盛り上げてみましょう。
そして、この本でとても効果的なのは「繰り返し」が沢山でてくることです。まねっこ大好きなこどもたちは、同じフレーズが繰り返しでてくるととても楽しい気分になります。
エリック・カールさんの絵本は絵がとてもカラフルで子どもを惹きつけます。私はクラスでの読み聞かせの時は大きいサイズのものを使用しているのですが、おうちではお子様も手でもてる小さいサイズのものを使ってもいいですね。
<参考著書>
Eric Carle. (1997). From Head to Toe. New York, NY, USA: HarperCollins Publishers
Head, shoulders, knees and toes, knees and toes
Head, shoulders, knees and toes, knees and toes
Eyes and ears and mouth and nose
Head, shoulders, knees and toes, knees and toes
この曲もかなり有名な歌で、多くの英語教室で使われている遊び歌です。歌いながら、それぞれの体の部位に触っていきます。
聞いたことがあるような単語で構成されている歌なので、とても言いやすく言葉が話せるお子様でしたらすぐ覚えてしまうでしょう。まだ0~1歳代のお子様にはママが体を触りながら歌ってあげるとよいでしょう。
お子様もママも歌詞を覚えたら、今度はスピードを上げたり下げたりして楽しんでみましょう。スピードについていけなくて大興奮のお子様、ゆっくりすぎて先に思わず単語を言ってしまうお子様、など盛り上がること間違いなしで、全身を使って歌に触れることができる一曲です。
また、身体の他の部位の単語を当てはめてアレンジして歌って遊んだりしても面白いかもしれません。
ちなみにこの曲を小学生クラスで行ったことがありますが、わざと自分たちで間違えた部位を触ったりして大興奮で歌う1曲です。
体の部位を使って遊ぶことは、言語を問わずとても素敵な思い出としてお子様の胸にしっかり刻み込まれることでしょう。ママとお子様が一緒にぜひ楽しい時間を過ごしてくださいね。
いまい ちなつ 【こども英語講師 】
記事テーマ
乳幼児期はママと一緒に楽しんで英語に触れあえる絶好の機会です。遊びが学びのこの時期に、えいご時間を取り入れてみませんか? 英語が苦手なので…英語教育って難しそう…そう思っていらっしゃるママでも、お気軽にこども英語に触れていただくアドバイスやこども英語情報をお届けいたします。親子で一緒に楽しくハッピーえいご時間を過ごしてみましょう!