今回は、近年よく耳にする英語のプレスクールについて書きたいと思います。小さい時からお子様を英語に触れさせたいと考えているママの中には、プレスクールにもご興味をお持ちの方々も多くいらっしゃいます。
英語のプレスクールとは、未就学児のお子様が通う英語の保育施設です。英語教育のブームをうけて、個人経営、フランチャイズ経営など様々な形態の施設があり、その多くが認可外施設となっています。そのため英語教育としてだけではなく、保育の面で安心して預けることができる施設かということも重要です。
母子分離型で2歳から通えるスクールが多いですが、0歳から入学できる通常の保育園のようなスクールもあります。スクールによって、週に1回~毎日、1日4時間もしくは1日中と色々な選択肢があります。
プレスクールのメリットとは、やはり集中して英語を吸収することにより英語のインプットが大量に行われ、それによってかなり高い英語力をつけることが可能ということです。
英語の習得レベルはインプット量により異なりますが、英語に触れる時間が長いほど英語をたっぷりと確実に吸収するでしょう。そしてプレスクールには通常しっかりとしたカリキュラムがあり、細かいテーマと到達目標などをもとにお子様の英語の習得状況もよくわかるでしょう。幼い時から英語を使って様々な体験をすると自然に英語が生活の一部となっていきます。
また英語を使って、様々な国籍やバックグラウンドをもつ子どもたちと友だちになったり、自分の意見をはっきり伝えたり、自立心を身につけたりすることができます。
注意点として挙げられるのは、通常の英語教室・幼稚園・保育園に比べて費用が高くなることです。そして、プレスクールを卒業した後のこともしっかり考えて長期的なマネープランも考えておかなければいけません。プレスクールを卒業後は、様々な進路がありますが、日本語メインの学校に進学されるお子様は、放課後の時間に今までの英語力をキープできるよう英語をたくさんインプットする必要もあります。ご家庭の教育方針として、どのレベルの教育を受けさせたいのか、プレスクールに入る前にしっかり家族で話し合っておきましょう。
また、プレスクールで英語漬けのお子様、海外生活が長いお子様は、さらにご家庭でも英語にばかり接していると、日本語への影響も考えられます。(以前にも述べていますが、週1回英語教室に通い、お家で1~2時間ほど毎日英語に触れているというお子様は日本語への影響はほぼないといっていいのでご安心ください。)
プレスクールを考える際には、以上のようなことを総合的に判断して、それぞれのご家庭でよりよいご判断をしていただければと思っています。
<参考著書>
子ども英語カタログ2014 (2013) アルク社
プレスクールは、圧倒的な英語のシャワーを浴びるのに最適な施設です。英語を身につけさせたい!と思うママにとってはとても魅力的に映るでしょう 。選択肢の一つとして、考えてみてもいいかもしれません。いきなり週5日預けるというのではなく、週1~3日通うというケースもありますのでご興味がある方は様々なスクールを調べてみるのもよいでしょう。
英語教育において英語の大量インプット・アウトプットはとても有効ですが、それと同じぐらいママと一緒に英語に楽しむことも多くの方々に実践していただきたいです。
1日の生活が全て英語というわけではない限り、プレスクールに通っている方もぜひお家でお子様とのゆったりとしたえいご時間を過ごしてみてくださいね。
親子の絆が形成されていく乳幼児期において、ぜひ英語を活用して豊かな時間を過ごしてください。ずっと継続して英語に触れていくためにも、お家での英語環境を整えること、一緒に英語を楽しむことを考えていきましょう。
いまい ちなつ 【こども英語講師 】
記事テーマ
乳幼児期はママと一緒に楽しんで英語に触れあえる絶好の機会です。遊びが学びのこの時期に、えいご時間を取り入れてみませんか? 英語が苦手なので…英語教育って難しそう…そう思っていらっしゃるママでも、お気軽にこども英語に触れていただくアドバイスやこども英語情報をお届けいたします。親子で一緒に楽しくハッピーえいご時間を過ごしてみましょう!