小さいお子様の一日は、あっという間に過ぎてしまいます。1日に3回の食事、昼寝、買い物やお友だちとの遊び。。。意外と忙しい日々の中で英語にいつ触れればよいでしょう、というご質問もよくいただきます。保育園や幼稚園に通っているお子様も園で過ごす時間が多い分、おうちで英語に取り組むのはなかなか難しいかもしれません。
短時間であっても、毎日ご家庭での英語時間を設定してその時間帯は英語で過ごすというのがお勧めです。英語の習得には継続が大切です。その継続に必要なのは、モチベーション、そして習慣化してしまうことでしょう。お風呂の時間は英語、寝る前の時間は英語、など少しずつ英語の時間をつくってみると生活もメリハリがついて面白いかもしれません。
この連載コラムでは、ママとお子様がハッピーな気持ちで楽しく気軽に英語に触れ合う時間を大切にしていただきたいと考えています。ママとの絆をより深めるためのツールとして、ぜひ今ある生活の中の一部に自然な形で英語を取り入れてみてくださいね。
今回は、寝る前のリラックスした時間に歌う子守唄やおやすみの絵本をご紹介いたします。
Hush-a-bye, baby, on the tree top,
When the wind blows the cradle will rock;
When the bough breaks the cradle will fall,
Down will come baby, cradle and all
欧米圏でよく親しまれている子守歌の一つです。赤ちゃんが入ったゆりかごが風に吹かれて揺れ、枝が折れたらゆりかごと赤ちゃんも落ちてしまうよ。という歌です。
とても有名な歌なのでぜひママの口からお子様に歌ってあげてほしい1曲です。英語の歌を歌うのが苦手とおっしゃるママもいらっしゃるかもしれませんが、一度覚えてしまえばこれから何度でも歌えるようになりますので、ぜひ歌詞なども見たりして覚えてみましょう。日本語で歌う「ねんねんころりよ、おころりよ」と同じように子守歌のレパートリーの一つに加えていただけると生活の中に自然に英語が浸透していくでしょう。
Hushというのは、シー、静かに!という意味で、Hush, Little Babyという有名な子守歌にもこの言葉が使われています。
<参考著書>
はじめての英語の歌(2006)学習研究社 監修:大野惠美
「おやすみおつきさま」という邦題がついているこの絵本は、お子様が寝る前に読み聞かせするのにはとてもおすすめの本です。これから眠ろうとしている子ウサギが様々なものに、おやすみ、おやすみと語りかけながら眠りについていく様子が描かれています。
この本は色使いが非常に鮮やかで、最初のページからだんだん暗くなっていく様子がよくわかります。明るかった部屋の中は、最後には真っ暗になり、月と星に照らされるようになります。
読み進めていくと、まるで自分も絵本の中にいるように絵本の世界へひきこまれていく1冊です。寝かしつけの時に親子がリラックスして楽しめるでしょう。
また、この作品は韻をふんでいる場面が多くあり、リズムよく読めることも特徴でしょう。
Goodnight kittens
Goodnight mittens
おやすみこねこ
おやすみ手袋
日本語で読んでもかわいらしさが伝わってきますが、英語での韻をぜひみなさまも体験してみてください。
この本とセットのCDもあり、このCDも寝る前に聞くのによいでしょう。ゆったりとした音楽とともに絵本を読み聞かせたり、また絵本の文が歌となって歌われているので、ママとお子様が素敵な時間を過ごすことができます。
おやすみ前のひと時に、ぜひゆったりとしたハッピーえいご時間を取り入れてみましょう。
<参考著書>
Margaret Wise Brown. (1947). GOODNIGHT MOON. New York, NY, USA: Harper&Row, Publishers, Inc.
いまい ちなつ 【こども英語講師 】
記事テーマ
乳幼児期はママと一緒に楽しんで英語に触れあえる絶好の機会です。遊びが学びのこの時期に、えいご時間を取り入れてみませんか? 英語が苦手なので…英語教育って難しそう…そう思っていらっしゃるママでも、お気軽にこども英語に触れていただくアドバイスやこども英語情報をお届けいたします。親子で一緒に楽しくハッピーえいご時間を過ごしてみましょう!