日常生活をする中で、私たちは子どもと一緒にたくさんの経験をしています。大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては新鮮なことであふれています。
春になると桜を見ながらお花見をしたり、ちょうちょが飛んでいるのを一緒に見たり、そして梅雨を迎えると、かたつむりがあじさいの上にいるのを発見したり、夏になると海や山にいって体を動かして遊びます。
秋になるとだんだんと気候も涼しくなり、紅葉が鮮やかに家の周りを飾っていくでしょう。寒い冬がやってくると雪が降って雪だるまを作ったり、みかんやお餅を食べながらこたつでぬくぬくする。そして、また春がやってきます。
この通常の生活、日本だからこそ味わえる四季をぜひ英語でお子様と一緒に楽しんでみてください。今回は秋が真近ということで、秋をテーマにどんなことができるのか短く書いてみたいと思います。
英語教室や英語サークルで秋のイベントといえば、ずばりハロウィーンですが、秋にはほかにも色々な歌やクラフト、読み聞かせなどアクティビティが考えられます。ハロウィーンなど欧米諸国のイベントについては以前の記事をご参照ください。
秋は栗を食べる季節なので、Under the Spreading Chestnut Tree (大きな栗の木の下で)を英語で歌った後に、白い画用紙に、絵の具や折り紙でカラフルな紅葉や秋の食べ物を描いてみて、Color(色)、Shape(形)、Number(個数)などを確認してみましょう。
歌詞:
Under the Spreading Chestnut Tree
There we sit both you and me,
Oh how happy we would be,
Under the Spreading Chestnut Tree
秋の果物・食べ物:
Grapes(ぶどう)、Pears(梨)、Persimmons(柿)、Chestnuts(栗) など
そして、外に出て実際に紅葉を見てみましょう。紅葉という単語は特にないので、その場面の描写をすることになります。様々な言い方がありますが、「紅葉しているね」という状態は、
The leaves are turning red and yellow.
と言ったりします。そして、もみじや銀杏で紅葉している葉っぱが落ちていればそれを拾ってきて画用紙に貼ってみましょう。
大好きなママと一緒に、日常の中で季節を感じながら活動をするということはお子様にとってきっと素敵なプレゼントとなることでしょう。
<参考著書>
はじめての英語の歌 (2006) 学習研究社 監修:大野 恵美
各季節によって色々なテーマに取り組めると思いますが、とても参考になるのは、幼稚園、保育園、児童館などの子育て支援施設で行うアクティビティです。
児童館でこの間つくったクラフトを家でも英語でやってみたり、秋に関係する簡単な絵本を英語に訳して読んでみたり、身の回りにあるものでママがリードしてお子様を英語の世界に巻き込んでいきましょう。
また、季節のクラフトやアクティビティに関する本も出版されていますし、こども英語関連の雑誌などもアイデアの宝庫です。インターネットにもテーマは溢れているので、ぜひ様々なテーマをストックしていってくださいね。
いまい ちなつ 【こども英語講師 】
記事テーマ
乳幼児期はママと一緒に楽しんで英語に触れあえる絶好の機会です。遊びが学びのこの時期に、えいご時間を取り入れてみませんか? 英語が苦手なので…英語教育って難しそう…そう思っていらっしゃるママでも、お気軽にこども英語に触れていただくアドバイスやこども英語情報をお届けいたします。親子で一緒に楽しくハッピーえいご時間を過ごしてみましょう!