洋装、和装などの種類。時間帯による服装・・・フォーマルな服装マナーとは、その場に合うように服装を選び、着こなすことが求められます。民族や歴史、習慣、環境など、風土、習慣などが強く影響を与えてこのマナーというものができていることを念頭に置き、相手に敬意を払うことが大切であることを理解しなくてはなりません。
入園、入学などの服装選びのポイントは、「格」のバランスです。まず、考えなくてはならないのが、「主格とのバランス」。ここでいう「主格」は、入園、入学をするお子様になります。お子様よりも目立つ服装にならないよう考えなくてはいけません。主格となるお子様が映えるよう配慮しましょう。「同伴者とのバランス」も大切なポイントとなります。ご家族の皆様、パパ、主格となるお子様のご兄弟の服装も合わせて、トータルにみることができると素敵です。華美すぎず、また、見劣りすることのないようバランスをみましょう。
同じ式場に集う人が、同格の服装であることがTPOを考えた服装になります。これこそが、フォーマルマナー美人への近道です。
TPOを考えた服装が着こなせる者同士は、同じ価値観を持つ仲間として接することができるので、その後の人間関係もスムーズに進みやすいのが事実です。スーツや、ワンピースがTPOとして求められるなら、その場でカジュアルすぎる服装をしてはTPOにあっていないと判断されてしまいます。
「個性」よりも、「協調」 「調和」 が重んじられ、求められます。服装は、自己表現の一つであるからこそ、皆様の素敵さを、周囲に最大限にアピールしてください。
初対面の場合も多い入園、入学というシーンこそ、フォーマル美人になりましょう。素敵なママには、素敵なママ友だちの輪が広がりますよ。
フォーマルな服装に旬をとりいれるには、一番手軽で失敗しない例として、小物から旬を取り入れる方法があります。
この方法だと、新たにスーツなどを購入しなくても、小物を加えるだけで旬の装いに変化してくれるので、使いまわしもきき大変便利で、失敗も少ないです。
フォーマルシーンでも使いやすく、旬なものの一つとしてコットンパール素材のアクセサリーがあります。
素材がコットンで出来ているので着け心地が軽く、まるで身につけていないかのように感じられるため、アクセサリーが苦手な方にも使いやすいです。私の友人も、つわりがひどく、アクセサリーを身につけることを嫌っていたのですが、このコットンパールのピアスは違和感を感じることなくつけることができたと喜んでいました。
アクセサリーのルールは、服装のルールと同じように「時間」 「場所」 「身につける人の年齢」 などによります。ママという立場で出席するシーンでは、服装と同様に目立ちすぎることのないよう気をつけることが大切です。
ぜひ、ワンランクアップした装いで、素敵なお式をお迎えください。
滝澤 雅子 【マナー講師】
記事テーマ
日本の女性は、特にママのマナーは、世界に誇れるほど気遣いが出来ています。素敵に生活するコツを「知恵袋」としてお伝えしていきます。少しのコツを一緒に学び、日々の生活を美しく変えてみませんか。