5月の連休も終え、新年度のバタバタも落ち着いたころですね。
新生児のママ、保育園を探しているママ、幼稚園に入れる予定のママ・・・いろいろな「ママ」さんがいますが、もしママでも社会に出たい・・・社会と触れていたい・・・家庭、育児の環境に加えてもう一つの環境を持とうとしているママの皆様に、マナーという視点から応援メッセージをお伝えできたらと思います。
何かしてみたい・・・そう感じたら、その時が動く時! お子様連れでも社会に触れる場所はたくさんあります。お子様を預けて不定期での仕事をすることもできます。
私も社会に出たくて、社会の一員でいつづけたくて悩んでいました。ママも立派な仕事・・・本当にそう感じますが、「ママ」ではなく、社会の一員として認めてほしいという欲求が常にありました。保育園がみつかったから、預け先がみつかったから、ママとして時間の自由がきくようにサロンをひらくから・・・なんでもいいので、もし何かしてみたいと感じたらぜひ動いてみてください。動き始めたら、応援してくれる人が必ずできますよ。
パートでも、アルバイトでも、サロンを開く準備をするのでも・・・アポイントを取る時には、電話が必須。
パート、アルバイト、社員。仕事を見つけて採用に至るまでは、多くはアポイントをとって面接へと流れていきます。アポイントでの印象が相手にとっては第一印象へとつながります。
第一印象はとても大切。
電話においての第一印象は「声」。この第一印象をよくすると、その後の面接への合格率もあがることでしょう。
印象をよくするためにはどうすればよいか。
「笑声」です。
笑っているような表情をして話をすると相手には良い印象に聞こえる声になります。声は明るく、はっきりと。いつもの声より少し高めの音、上昇した声だと相手には聞き取りやすく良い印象が残ります。「笑声」で話すと、自然とこの聞き取りやすい声に変身しますので、ぜひ試してみてください。
初めの印象で、その後のビジネスでの成功率、面接でいえば合格率は大きく左右されるものです。
笑っているように話すといっても、いざ電話を前になかなか上手くいかないのが普通です。
顔の筋肉がうまく使えない・・・強張ってしまう・・・
そんな時は、表情筋のトレーニングをお勧めします。
毎日するようなトレーニングではありません。「ここぞ!」という時、口元をほぐしてから話してみてください。口を動かして筋肉をほぐす簡単な動きです。
私のお勧めは、ホウレイ線に沿うように、ぐるっと舌を使って口の中からなぞるようにします。そうすると、強張った口元が動かしやすくなりますよ。「あ、い、う、え、お」の口の形を大きくするのもお勧めです。欧米の方だと、平均して表情筋を20か所以上使うそうですが、日本人は10か所しか使っていないといわれています。筋肉を上手く動かして、表情ある声を作りだしてください。
保育園、幼稚園、小学校などの連絡網、そのほかにも、ママ友だちとの連絡で電話を使うこともあるでしょう。
仕事だけではなく、日常でも使うことができるこのテクニック。ぜひ、活用してみてはいかがでしょうか。
滝澤 雅子 【マナー講師】
記事テーマ
日本の女性は、特にママのマナーは、世界に誇れるほど気遣いが出来ています。素敵に生活するコツを「知恵袋」としてお伝えしていきます。少しのコツを一緒に学び、日々の生活を美しく変えてみませんか。