お子様がトイレを上手に使いはじめる頃、ぜひ一度親子でトイレマナーを確認してみてください。幼稚園、小学校と子どもが一歩社会へ出ていく時期。お子様がお出かけ先で、恥ずかしい思いをしないためにも、日々のトイレにおいてマナーを意識づけるのはいい事ですよ。
玄関とトイレを観ると、その家がわかるという言葉もあるほど、トイレの習慣はその家がでるものです。お友だちのお家に招かれても、お互い気持ちよく楽しい時間をすごせるよう、お子様と一緒にトイレの使い方を確認してみましょう。
具体的に気をつけるべき点を何点か紹介します。すぐに始められることから1つずつ行ってみてはいかがでしょうか。
●電気をつけたら、必ず消しましょう。 電気は大切に使うようにとお子様にお話をすると効果的ですよ。
●トイレのドアは閉めましょう。便座の蓋も、閉めましょう。何事もやりっぱなしはいけません。次に使う方のためにも、「閉める」という行為は大切です。
●もし、汚してしまったら自分で綺麗にするようにしましょう。子どもには難しいので、「ママに知らせてね。」と、お話をしておくか、小さいうちは失敗もまだ多いので、一緒についていってあげて下さい。自分で出来る範囲で綺麗にするようにしましょう。
●使用後は手を洗いましょう。トイレについているところで手を洗うのは、年齢が小さいうちは難しいものです。無理をせず、洗面所をお借りしてトイレを水浸しにしないようにしましょう。一声、洗面所をお借りしますと声をかけるとより素敵ですよ。
●タオルを使用した場合は、きちんと整えましょう。
●ペーパーは、綺麗に切り取るよう心がけましょう。お店などにいくと、三角に先を折ってあるところがあります。これは、「お掃除をしてありますよ。」という合図ですので、必ずする必要はありません。他の人が触っているので不衛生という考え方もあります。お友だちのお家にお呼ばれした時などは、綺麗に使うことを意識して使用しましょう。
●一言「おかりします。」と声をかけましょう。無言で使うのではなく、一言声をかけることがマナーです。トイレ以外のお部屋を開けてしまうことも防げるので大切ですよ。
●何よりも大切なことは、次に使う人が気持ちよく使えるかということです。最後出る際に、振り返ってみてください。次に使用する人のことを考えて使用することがマナーの大切なポイントです。
男の子のママは、男の子ならではのトイレマナーを教えてあげるといいですよ。
男の子は立ってトイレをすると、どうしても周囲への飛び散りで汚してしまいがちです。
お店などにある、男の子専用のトイレはお家ではありません。子どもにとってみれば、お家のトイレで立ってするのは高さなどもあり難しいものですね。お友だちのお家では、次のポイントを教えてあげるといいのではないでしょうか。
●お友だちのお家では、座ってする方法を教えてあげましょう。
●「もし、汚したらママにお話しするよう伝えてね。」と、伝えておきましょう。
●立ってする場合は、便座をきちんとあげて、最後は閉めること。を、教えてあげましょう。
この3点を付け加えて教えてあげてください。気持ちよくトイレを使うことができると、招いた方も招かれた方も、楽しい時間を過ごせるものです。
ママとして、「トイレは次に使う人のことを考えて使うのよ。」というメッセージを具体的にマナーとして教えてあげることが大切なのではないでしょうか。何を絶対にしなくてはならない・・・というものではありません。だからこそ、マナーとはその人の教養であったり、思いやりが映し出されます。ぜひ、この機会に、トイレマナーを親子で見直してみてはいかがでしょうか。
滝澤 雅子 【マナー講師】
記事テーマ
日本の女性は、特にママのマナーは、世界に誇れるほど気遣いが出来ています。素敵に生活するコツを「知恵袋」としてお伝えしていきます。少しのコツを一緒に学び、日々の生活を美しく変えてみませんか。