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先日のニュースで記憶に新しい、アシアナ航空の着陸時の航空機事故。事故関係者皆さまのことを思うと本当に心が痛みます。

飛行機を職場としていた者として、私たち1人1人ができる安全策があることをお伝えできたらと思います。

安全対策といっても、難しい事はありません。飛行機に乗ると、シートポケット前に必ず「安全のしおり」が入っています。ぜひ一度、目を通してください。これこそが、私たちにできる安全対策の第一歩だと考えています。お子様と一緒にご旅行では、熟読は難しいと思います。そのような時は、同じ内容を離陸前に必ずVTRか客室乗務員のデモンストレーションでお伝えしていますので、お子様と遊びながらでもご注目ください。皆さまに見てもらわなくてはならない「安全のしおり」。航空会社によっては、アニメでお伝えしたり、少しユーモアのあるデモンストレーションをして注目を集めるよう努めています。この努力は、皆さまに必ず見ていただきたい内容だからこそなのです。ぜひ、ぜひ、飛行機にお乗りになった際には、「安全のしおり」をご覧ください。いざという時のための危機管理がとても大切だと思います。

普段の飛行でも、いくつか皆さまにお願いしている安全のための行為があります。その中の一つに手荷物の収納場所があります。お子様と一緒の皆様にとって、機内の手荷物は大きくなってしまうものではないでしょうか。どのように、収納すればよいかクルー視線のアドバイスをさせてください。

普段の飛行機を利用していただく際にも、安全を守っていただかなくてはなりません。いろいろなお約束はありますが、今回は機内に持ち込む手荷物についてお話しさせてください。

飛行機には、限られたスペースしかありません。そのため、機内持ち込み手荷物の大きさなどは厳しくルールが設けられています。そのルールの中で持ち込む手荷物・・・ママは、自分の荷物以外にもお子様の荷物もあるので大変ですよね。機内持ち込み手荷物は、１人1つが基本とされていますので、ついつい大きなかばんを用意されることと思います。

飛行機に大きな荷物をかかえて、お子様を連れて乗り込むと、客室乗務員の方は荷物を頭上の物入れに収納してくれることでしょう・・・すると必ず、「貴重品はお手元にお持ちくださいませ。」と声をかけられます。そんな話をしていると、「あ、お菓子は手元に置いておきたい。」「あ、おむつ・・・」などと必要なものがでてくるものです。手元といっても、足元の小さなスペースにいれなくてはならないので、狭いスペースを有効に使うことが大切です。

そんなときには、写真でご紹介しましたが、小さい袋に小分けにいれて置くことをお勧めします。その時必要なものを選んで、足元に置いておくことができるのはとても便利ですよ。ジップロックなども必要ですが、この布袋は、お子様の着替えなどをいれておくのには、ムレることがないのでお勧めです。貴重品などをいれても、そのままかばんのように使えるので便利です。

安全でかつ快適な空の旅のためのちょっとした知恵袋です。

機内でのお話をさせていただきましたが、機内で過ごす特徴は、狭いスペースでいかに快適に過ごすかです。

狭いスペースという環境は、飛行機以外でも、バス、電車などの公共の乗り物や、図書館や映画館などの公共スペースにも共通。お出かけの際には同じようにスペースを上手に活用することをお勧めします。

子供は、突然、お茶が欲しくなったり、2分前までは、ご機嫌だったのに、突然ぐずり始めたり・・・ドラえもんのポケットのように、必要なものがすぐにでるとストレスがなくなりますよ。

ただでさえ、荷物が多くなりがちなお子様とのお出かけ。機内のみならず、かばんの中身の準備をすることにより、ちょっとした遠出も楽しくできるかもしれません。

スマートに使いたいものがすぐに出せるという準備ｌこそ、愛されるママ、素敵なママの第一歩ではないでしょうか。