もうすぐ夏休みですね。お子様と一緒に飛行機にのっておでかけをするご予定の方もいらっしゃるのではないでしょうか。いざ、乗るとなるとなんだか不安になるものですよね。ましてや、子どもが一緒となれば不安も多くなります。ママが不安にならないように、少しお話しできたらと思います。
まず最初に、何かお手伝いの必要があれば、客室乗務員の方にお願いしてみてください。ただお手伝いしたくても、できない時間帯、出来ない事もあります。わかりやすい事例は、シートベルトサインが点灯している時は、揺れが予想されるので、客室乗務員も含め速やかに着席が求められます。その際は、動いてのお手伝いは難しいケースが多いのでぜひ覚えておいてください。マナー良く何かをお願いする際は、シートベルトサイン消灯時がいいですよ。
いつもと違う環境で、戸惑うお子様もいらっしゃるかもしれません。楽しく飛行機を利用するために、飛行機の特徴を踏まえたマナーのお話をしたいと思います。
答えは、シートベルトサイン点灯中は使用できません。
機内での時間を楽しんでいただくためには、安全に過ごすことがとても大切です。
化粧室はいつでも使える訳ではありません。シートベルトサインが点灯している間は、化粧室を使うことができません。シートベルトサインは、窓際や、天井近くにベルトのマークのライトがありますので、その点灯で確認してください。もし、わからなければ、客室乗務員に聞くことをお勧めします。小さなお子様は、なかなかトイレを教えてくれないことが多くないですか? 飛行機に乗って、緊張や興奮もあってトイレに行くことを忘れてしまうお子様もいらっしゃいます。ぜひ、シートベルトサインが消灯している間に一度トイレを促してあげてください。突然行きたくなった時に、使用できないこともあるので注意が必要ですね。
飛行機の機種によって異なりますが、おむつ替え機能のついている化粧室は決まっています。事前に確認しておくといいですね。機内の化粧室は、狭く、突然の揺れなども考えられますので、おむつ替え機能を正しく利用して安全にお使いください。
その日のフライト状況や、天候などで化粧室の利用時間が異なりますので、もし不安があればその日の客室乗務員に質問することをお勧めします。いつ化粧室が使えるのかなど知っておくと、慌てることなく過ごすことができますよ。
答えは、人数に制限があります。
赤ちゃんを抱っこしながら、小さなお子様のトイレに行こうとして客室乗務員の方に止められた経験はありませんか? これは、化粧室の使用には人数制限があるからなんです。
飛行機の天井には、酸素マスクか格納されています。飛行中の緊急事態の際、必要なマスクなのですが、その個数が化粧室はたいてい2つ格納されています。そのため、突然のトラブルの時に、化粧室に赤ちゃんを含めて3人いるとマスクの数が足りないため、使用ができないんです。もし、客室乗務員の方に声をかけられたらそのような理由が考えられます。飛行機は、お客様の安全を考えてつくられているので、いろいろと制約もあります。知恵袋として知っておくと、ママとして子どもにやさしく促してあげることができるのではないでしょうか。
化粧室利用の際、お出かけで持っていて便利なものは、ビニール袋です。使用済みのおむつを入れて、化粧室のゴミ箱へ捨てたり、濡れてしまった洋服などを入れておくのに便利です。活躍の場が多いアイテムですので、機内への持ち込みをお勧めします。
機内のスペースは限られており、搭載されている品物も限りがあります。便利なアイテムを事前に確認して持ち込むことで、お子様との飛行機利用が快適になることと思います。
飛行機を利用される方は、ぜひ、豆知識を知り、より快適な空の旅をお楽しみくださいませ。
滝澤 雅子 【マナー講師】
記事テーマ
日本の女性は、特にママのマナーは、世界に誇れるほど気遣いが出来ています。素敵に生活するコツを「知恵袋」としてお伝えしていきます。少しのコツを一緒に学び、日々の生活を美しく変えてみませんか。