関東地方も梅雨入りしましたね。観測史上3番目に早い梅雨入りだそうです・・・。
春と夏の間にある梅雨・・・日本らしい季節の一つですので、ぜひ楽しんで過ごしたいものです。
お子様と一緒のお出かけにおいては、雨はなかなか面倒に感じるものですよね。ここは考え方を変えて、雨だから楽しめるグッズを活用して上手にお出かけをしましょう。雨を理由に外に出ないより思い切ってお出かけしたほうが、素敵な出来事が待っているかもしれませんよ。
雨の日のマナーといえば、先輩からの言葉を思い出します。当時、飛行機で乗務する以外にも、地上においてオフィス勤務をすることがありました。雨の日地上勤務で出勤をした時、すぐに先輩にロッカーに呼ばれました。「足元を見てみなさい。」と、一言。外は雨が降っていたため、皮のハイヒールには雨の染みがつき、汚らしい印象に。足元も綺麗にできないようでは、人前に出る資格がありませんよ。と、言われ、レインシューズを履いてきてロッカーで履き換えるくらい心遣いを持ちなさいと教えられたことを思い出します。
空港で出会うクルーが、年齢問わず素敵に見えるのは、制服の魅力などだけではなく、日頃から相手を気遣う心を養うように訓練されているからかもしれませんね。
レインシューズは、長靴以外にもかわいいデザインで使いやすいものがありますよ。私が最近愛用しているものは、ショート丈のフラットなものです。お子様を抱っこしているママにも着脱が便利ですよ。台風のような時は、雨が中に入り込んでしまうといけないので長靴がいいかもしれませんね。
梅雨のシトシトとした雨の場合は、このくらいのもので十分です。お友だちのお宅へ招かれた際も、足元が濡れにくいのでお勧めです。お友だちのお宅に招かれているときは、履き換え用の靴下を準備しておくといいですね。もし濡れてしまっていても履き換える気遣いができると素敵です。畳や、フローリングなどスタイルは様々あると思います。室内履きのスリッパを履くこともあるでしょう。濡れていない靴下を準備することで、相手に対して「お招きいただきありがとう。」という感謝を示すことができますね。
雨の日おでかけバッグは、雨をはじく素材のものがお勧めです。
夏は、かごバッグ、ビニールバッグ、麻のバッグ・・・などお洒落の幅が広がりますね。今年、私が良く活用しているのは、雑誌などをまとめるときに使う素材でできたバッグ。初めて出会ったのはベトナム。私がベトナムに仕事で行っていた時には、このように街で使えるようなデザインはなかったと思うのですが、少し前から十分街で使えるようなデザイン、色使いのものが多くベトナムでも誕生しているようです。雨はじきがよく、濡れても、さっとタオルで拭くことができるので便利です。最近、この素材のバッグを日本の雑貨屋さんでよく見かけますね。
手作りが好きな方は、自分で作ることもできますよ。自分好みのデザインと大きさの鞄にできるのが魅力ですね。雨の日の楽しみ方として、手作りバッグを持ってお出かけするのも素敵ですね。
マナーとして大切なことは、人と会ったり、お宅へお邪魔する前に、バックが濡れていないか確認してください。濡れていたら、さっと拭き取るタオルを持ち歩くことをお勧めします。鞄が濡れていたり、靴や足元が濡れているのは自分が思う以上に相手が気になるポイントですよ。
お邪魔する際には、さらに、もう一段上の気配りをお勧めします。軽く雨を拭き取ったあと、違うタオルを下に敷いてその上にバッグを置くようにします。迎え入れてくださった方への感謝の気持ちを、このようなところからも表現できることが「上質な女性」に映るポイントです。雨の日こそ自分を演出して思いっきり楽しみたいものですね。
滝澤 雅子 【マナー講師】
記事テーマ
日本の女性は、特にママのマナーは、世界に誇れるほど気遣いが出来ています。素敵に生活するコツを「知恵袋」としてお伝えしていきます。少しのコツを一緒に学び、日々の生活を美しく変えてみませんか。