ストローラー(ベビーカー)選びは、出産前後の買い物の中で、最も悩むものの一つといえるかもしれません。赤ちゃん用品のお店やデパートなどに行くと本当にたくさんの種類がズラリ・・・私は初めてストローラーを見に行った時、あまりの数の多さにめんくらってしまい、たいして検討もできないまま帰宅した記憶があります。
みんなが悩んでしまうのは、いまや世界中どこでも、同じものを手に入れられるようになったから。選択肢が増えた分、その中から、最も自分に合ったものを探し出すという作業が必要になってきます。
今回は、カリフォルニアのママたちはどんなストローラーを使っているのか? 公園やショッピングセンター、デパートなどでストローラーのリアルなトレンドを探ってみました!
ポイントは・・・「車生活に便利なこと」と「走行性」のようです。
日本でもアメリカでも、ストローラー選びをする際に重要になるのが、「生活環境」。アメリカは車社会で、スーパーや公園に行くにも車で移動する場合がほとんどのため、車の乗り降りがスムーズにできるタイプのストローラーをよく見かけます。
いわゆる「トラベルシステム」と呼ばれるタイプのもので、赤ちゃんを乗せるシートが外れて、車でチャイルドシートとして使えるものです。アメリカ国産、インポートのもの、それぞれ出ています。特に子どもが小さいうちは、寝たところを起こさずに買い物を続けられたり移動ができるため、便利そうだと感じました!
日本でも、車で移動することが多い場合はおススメのタイプです。車社会のアメリカだけに、様々なトラベルシステムがそろっています。日本でも購入できるものも多いので、このタイプを検討している方は一見の価値ありです。
参考:Graco、Britax、Baby Trend、Cosco、Chiccoなど
一方で、公園などでよく見かけるのは「ハイスペックなストローラー」。車輪が大きくしっかりしていたり、エアーが入ったものだったり、あるいは三輪タイプのものなど走行性を重視したタイプのものも良く目にします。
アメリカの公園は広大で緑も豊かで、お散歩がとても気持ちがよいのですが、芝生が深いため、車輪が華奢だったり小さなものだと車輪をとられてストローラーを動かすにも一苦労。子どもたちが興味を持つところへは、どんどん連れて行ってあげたいですよね! また、こちらでは子どもと出かける場合、抱っこひもよりストローラーで出かける場合が多く、ストローラーの押しやすさを重視して選ぶ傾向があると言えそうです。
これらのタイプは、走行性や乗り心地にこだわって作られているものが多く、日本でも、例えば基本的に日常のお出かけはストローラーという場合などにおススメです。タイヤがしっかりしていると、芝生などだけでなく通常の道路でも断然押しやすく、押している側の疲れ方にも大きく差が出てきます。またヨーロッパなどからのインポート物も多いため、デザインもオシャレでママの気分もアップ! ハリウッドセレブが愛用しているというモデルも多くあります。
重量は比較的重いものが多く(だから走行も安定するのですが)、また値段も高めの傾向があるのですが、その折り合いがつくのであれば、子どももパパママもお出かけが大好きになること請け合いです!
参考:Stokke、Bugaboo、Phil&Teds、Maclarenなど
さて、日本で大人気を博したMaclarenはどうかというと、日本人が持っているのを見かけることがありますが、その他にはさほど頻繁に目にすることはありません。アメリカでは小さくたためたり、軽かったり・・・という要素は必ずしもマストではないようです。
ところ変わればストローラーも変わる。
同じ日本国内にいても、車生活の人もいれば、毎日徒歩や電車が中心という人がいるように、快適に過ごせるストローラーは人それぞれです。「みんながもっているから・・・」「流行っているから」ではなく、生活スタイルや住環境などに合わせて、自分たちにとってのBESTなストローラーを手に入れましょう!
関嶋 梢 【フリーキャスター】
記事テーマ
それは、パパが待つサンフランシスコへ、一歳児を連れて二人だけの飛行機の旅から始まりました。初めての子育て、初めての飛行機、初めての海外生活…初めてづくしの生活はまさに波乱万丈!子供と過ごす海外生活や海外での“育児”と“育自”についてリポートします!