10月も半ばを過ぎ、秋がずいぶん深まってきました。
秋は実りの時期。果物、野菜、きのこ類・・この時期にしか店頭にでないものがたくさんありますね。
栗も秋の味覚の代表!
でも、皮むきが大変・・・というイメージで敬遠してしまいがちでありませんか。
確かに栗は下処理がちょっと大変。
ただ、すこし手間をかけてあげることで、素材そのものをいかしたおいしい渋皮煮ができます。
お子さんのおやつになるのはもちろん、ママのためのお茶菓子としても最適!
お子さんにも好き嫌いはあると思いますが、この時期にしか手に入らない食材を食卓に並べることで季節を感じてもらうことは大切な食育です。
少し多めにつくって冷凍保存しておくことも可能です。
今年は秋の夜長に栗の皮むきをしてみませんか。
栗は生のままおいておくと虫がつきやすい食材です。購入したらできるだけ早く皮むきなどの処理をしましょう。
すぐにできない場合は新聞紙などにくるみ冷蔵庫で保管しておけば数日はもちます。
今回は1キロ(皮つきの状態)の栗に対する量でご案内します。
【用意するもの】
・栗 1キロ(皮つきの状態)
・重曹 大匙1
【下処理】
まずは皮むき。
表面の固い皮だけをむき、中の渋皮にはできるだけ傷をつけないようにします。
皮をむいた栗は一晩重曹を入れたお水の中に浸しておきます。(あく抜きのためです)
翌日、この重曹が入ったままの状態で火にかけます。(※火にかけるときは必ず落とし蓋をしましょう)
あっというまに赤黒いお水と泡がでてきます。
20分ほどたったところで一度このお水を捨て、一個ずつ流水にかけながら渋皮についている汚れ、くぼみに入った黒くて固い皮をきれいに取り除きます。(この作業が仕上げを左右しますので丁寧に取り除きましょう)
きれいになった栗をもう一度ひたひたのお水に入れて火にかけます。(こちらも20分ほど)
そしてあくがでてきたら湯を捨て、もう一度・・・・ この作業を3~4度続けます。
すると、最初は赤黒かったお水が澄んだ色に変わってきます。
飯塚 悠 【食育指導士 】
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子どもの『ママのごはんおいしい!』は魔法のことば。その言葉で、ママは自然と笑顔になり、それをみたパパも笑顔に・・ 幸せの輪が広がります。なんでも手に入る便利な世の中だからこそ、手作りに目をむけましょう。子どもと一緒にできる日本の伝統的な発酵食や乾物料理、季節料理などの体験記とともに手作りのワンポイントを紹介。