前回の伊達巻づくり、お役にたてましたでしょうか。
今回は第二弾! お子様に大人気の鶏の松風焼きをご紹介します。
松風焼きとは、表面にけしの実や青のりを散らして焼いた料理のことを言います。
今回はけしの実のかわりに、簡単に手に入れやすくご家庭になじみのある白ごまで代用しました。
お正月らしく、おめでたい扇形にカットしたり、お子様の喜ぶ型抜きや、カラフルなピック使いなどでよりいっそう華やかさを演出しましょう☆
さて、さっそく作る準備をしましょう。
材料も工程もとってもシンプルでお子様と一緒につくるのに最適です。また、今回は型を使わず、牛乳パックを利用してつくる方法をご提案。
洗いものも減りますし、通常型に油を塗りますが、その油も不要、また、焼き上がり後そのまま牛乳パックのうえでカットできて、最後は捨てられるという利点だらけ! ぜひご活用ください。
作り方は、牛乳パックの一面をカットし、ガムテープで側面を覆い、ケースにするだけです。
材料はこちら。(牛乳パック型2個分)※手前左はちらしでつくったごみ箱。後片付けが楽です。
☆鶏ももひき肉・・・400g
☆卵・・・1個
★調味料 ・・・砂糖:大さじ3~4(甘さはお好みで調節ください・我が家ではきび糖を使っていますが、上白糖でも可)
醤油:大さじ1
白みそ:大さじ2
☆けしの実または白ごま・・・適量
☆青のり・・・適量
作り方
①鶏ももひき肉は1/2の量を鍋に入れて、中火にかけて汁けがなくなるまで空炒りします。
②①をよく冷ましてすり鉢に入れ、残りの生のひき肉と合わせてよくすり混ぜます。
(半量に火を通しておくことであとで焼いたとき縮みにくくなります)
③②に卵と調味料を加えてさらにすり混ぜ、滑らかにします。
④牛乳パックの型に③を半量ずつ入れ、軽く空気を抜いてけしの実(白ごま)を表面に振ります。
⑤250℃に温めておいたオーブンに④にアルミ箔をかぶせたものを入れ、5分焼き、その後200℃に温度をさげて10分程度焼きます。竹串で刺してみて澄んだ汁がでてくれば焼きあがっています。
⑥よく冷ましたら、牛乳パックを開き、扇形になるようななめに包丁をいれます。また、お好みでクッキー型などでお子様に型ぬきをさせてあげるのも楽しめます。
⑤仕上げに青のりを散らせばできあがり♪
おせち=お重に詰めるイメージではありますが、前回もお話ししたように、忙しいママにとって全部を用意するのは大変です。
普段あまり使うチャンスのない大皿や、ちょっとした小物づかいでお正月らしさを演出できます。
今回利用しているものは100円均一などでそろえたものばかり。また、黒豆の上にちらしたのは、金粉ではなく、今回の松風に利用した白ごま(擦ったもの)です。
普段づかいのできる材料を代用し、最後にお化粧してあげることでぐっと華やかになります。
また、型抜きをした破片も小皿に載せて白ごまと青のりを振ってあげればおもてなしにも活用できます。
子どもはきれいなもの、かわいいものが大好きです。味も大事ですが、見た目や香りも大事。頑張って無理をする必要はありませんが、ちょっとだけいつもと違う演出で五感をたのしませてあげるおせちづくりを実践してみてください♪
皆様がhappyな新年をお迎えできますように・・・。
飯塚 悠 【食育指導士 】
記事テーマ
子どもの『ママのごはんおいしい!』は魔法のことば。その言葉で、ママは自然と笑顔になり、それをみたパパも笑顔に・・ 幸せの輪が広がります。なんでも手に入る便利な世の中だからこそ、手作りに目をむけましょう。子どもと一緒にできる日本の伝統的な発酵食や乾物料理、季節料理などの体験記とともに手作りのワンポイントを紹介。