暑くなってきましたね。
今回は夏野菜の代表きゅうりをつかった保存食をお伝えします。
これは母から受け継いだレシピで、我が家の食卓には欠かせない一品です。
調味料はいたってシンプル。新鮮なきゅうりと、醤油、酢(梅酢も可)、砂糖だけ!
きゅうりは水分をたっぷり含んだ野菜。
汗をたくさんかくこの時期、水分補給に効果的。
また、利尿作用のあるカリウムを多く含み、
腎臓の働きを助けてくれるので、高血圧の予防効果もある野菜ですよ。
次に、『酢』について。
酢は、疲労回復効果や、糖尿病の予防、肥満防止効果、血圧上昇効果があります。
また、夏の食欲低下などにも効果的な調味料。
一方、梅酢(前回梅干しをつくるときにでてくる水を梅酢というとご紹介しました!)は酢酸発酵をしていませんので、いわゆる“酢”とはちがいますが、そのさわやかな酸味には、クエン酸、リンゴ酸、ポリフェノールなどの有機酸が含まれています。
ダイエットやさびない体をつくるのにとても有効ですよ。
また、塩分が含まれているので、この塩分を料理の味付けに使うと、通常の塩より血圧上昇を抑える効果があります。
きゅうりの重量に対してしょうゆ20%、酢10%、砂糖10%の分量を用意します。
このとき梅酢を使う場合は、醤油の量を4~5%減らして塩分調整をしましょう。
この調味料すべてを鍋に入れ、煮立たせます。煮立ったところで、先ほどスライスしたきゅうりにかけます。
そして、その汁だけを鍋に戻し、また煮立たせ、きゅうりにもう一度かけます。
煮立てるときにあくがでてきますので、その都度丁寧にとりましょう。
この作業を3~4回繰り返すと、きゅうりの色がどんどん茶色くお醤油色になっていきます。そしてできあがりです。
できあがったら、煮沸消毒した瓶などにいれておき、その後は冷蔵庫で保存しましょう。
この際お好みでしょうがの千切りなどを加えてもよいかと思います。
少し濃い味のお漬物なので、これがあるだけで、ごはんが進みますよ。
また、酢や梅酢には食品の腐敗を抑える効果がありますので、汁気をきってお弁当にいれておくのもいいですよ!
参考文献:『酢の絵本』 柳田藤治編 山福朱美 絵 農文協
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悠々lifeは☆☆☆
飯塚 悠 【食育指導士 】
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子どもの『ママのごはんおいしい!』は魔法のことば。その言葉で、ママは自然と笑顔になり、それをみたパパも笑顔に・・ 幸せの輪が広がります。なんでも手に入る便利な世の中だからこそ、手作りに目をむけましょう。子どもと一緒にできる日本の伝統的な発酵食や乾物料理、季節料理などの体験記とともに手作りのワンポイントを紹介。