日ごとにお外が寒くなり、お家で温かいものを頂くのが嬉しい季節になってきましたね。
気が付けばまだ11月だというのにお外はクリスマスのイルミネーションで一色。年末へのカウントダウンが始まってきています。
イルミネーションの輝きを見ていると華やいだ気持ちになって、お家でも何か特別なイベントをしてみようかなと思われる方もいらっしゃるのでは?
うちはまだまだ小さな子どもがいてそれどころじゃないわ。
そんな声も聞こえてくるかもしれませんが、お子さんが小さくてもこの季節はやっぱり「特別」。
独身時代の華やかなパーティとは趣きが違うかもしれないけれど、小さいメンバーたちを引き込んでワイワイ元気なパーティを楽しんでみませんか?
小さなお子さんがいる時期だから、主催する側も出席する側もフィフティ・フィフティで楽しめるパーティにしましょう。
「私はおいしいクレープの生地と、あっつあつのホットプレートをご用意してお待ちしています。皆さんには楽しくておいしい具材のご用意をお願いしたいと思います。パーティは12:00スタート、ドレスコードは赤い色♪」
みんなで用意すれば負担は半分、楽しさは倍増!
楽しめる気持ちの余裕だって出てくるかもしれませんよ。
__材料(直径20㎝ それぞれ約15枚分)________________
(スイーツ系用クレープ) (食事系用クレープ)
バター(*1) 50g バター(*1) 50g
砂糖 40g 砂糖 無し
卵 4個 卵 4個
薄力粉 80g 全粒粉 80g
牛乳 370cc(g) 牛乳 370cc(g)
(*1)バターは5㎜ほどの厚さにスライスして、大きなボールに重ならないように
入れておきます。
無塩バターの場合は塩をふたつまみ追加してください。
__作り方_____________________________
①大きなボールに薄くカットしたバターと砂糖(食事系クレープはなし)を加え、湯せんにかけてバターを溶かす。
②バターが完全に溶けたら湯せんから外し、泡だて器でぐるぐると軽くすり混ぜる。卵を2個ずつ割りいれその都度よく混ぜて馴染ませる。
③薄力粉(全粒粉)をふるいながら②に加え、泡だて器で70回程よくすり混ぜる。
④牛乳を加えてよく混ぜる。一度漉すときれいに仕上がる。食事系の全粒粉は漉すと網目に残ってしまうのでそのまま⑤へ。
⑤ホットプレートを160度に設定する。お玉で④をすくい、熱々になったホットプレートに生地を流しお玉の背を使って丸くする。
ひっくり返す時には竹串を使う。円の1/3あたりに竹串を入れて、そのまますくい上げひっくり返す。
⑥焼きあがったクレープは熱い状態で順々に重ねていく。焼き終わったらラップをして乾燥を防ぐ(このまま冷蔵庫で保存することができます)
ホットプレートが一台で足りなかったらお友だちに貸してもらいましょう。
具材は甘いもの、しょっぱいもの、こんなものもありかしらなどまで、いろいろあったほうが楽しいですよ。
<スイーツ系>
生クリーム、フルーツ、チョコレートシロップ、アイスクリーム、ジャム、板チョコ、マシュマロなど。
我が家の娘の一番のお気に入りは レモンシュガーです。(ホットプレート上で出来上がったクレープの上に生のレモンジュースを直接絞り、グラニュー糖をぱらぱらとかけたもの、甘酸っぱくておいしいですよ。)
<食事系>
・ハム+チーズ+プチトマト+卵を直接割りいれて半熟にしてからめていただく
・焼き豚+水菜+白髪ねぎ+甜麺醤
・ピザソース+ツナ+溶けるチーズ、
・レタスの千切り+から揚げ+ハニーマスタードなど
今回はお子様と一緒のパーテイという設定でお届けしましたが、大人の集まりの時にももちろん使えます。スモークサーモンや生ハムをプラスすればシャンパンに合うお洒落な一品に早変わりですよね。
またクレープを扇形にしワックスペーパーなどで包み花束のようにしてまとめてあわせれば、ちょっとしたお土産や紅葉シーズンのお弁当にもいいかもしれません。
クレープの生地ですが、2日前に仕込んで冷蔵庫に保管しておくこともできるので、忙しい当日は具材を用意して焼くだけという時短コースもお勧めです。その時は焼く前に生地をもう一度よく混ぜ合わせてくださいね。
焼いたクレープが残ってしまったら重ねてラップできっちりと包み、さらにジップロックなどに入れて空気を抜いて冷凍しておけば、ちょっとした日々のおやつにも重宝します。その時は、バターが入った生地なので、軽く電子レンジで熱を通すとやわらかさが戻ってきて美味しくいただけます。
応用自由自在のクレープ生地。
お子さんとご一緒に色々なシチュエーションで楽しんで作ってみてくださいね。
お菓子とともに今日も素敵な時間が過ごせますように。
山下 久美子 【お菓子教室 Sugar Box Studio主宰】
記事テーマ
「初めて作ったお菓子」その思い出は皆さんの心の奥底に優しく大切に仕舞われていませんか?私達の子供も初めてお菓子を作った時のわくわく!ドキドキ!そしてお菓子を囲んでいる家族の優しい笑顔をいつまでも覚えていてくれるかもしれませんよね。「チチンプイプイおいしくなあれ!」ママとお子さんに倖せの魔法がかかるお菓子作りのアイデイアをお伝えします!