暑い毎日が続きますね。
今回はフワフワまっしろの冷たいクリーム系デザートを作ってみましょう。
フレッシュチーズのように、ガーゼで包んでから水気を切って仕上げていきます。今回は竹ざるに入れて水気を切るので、このままプレゼントとして差し上げても素敵ですよね。お子さんと一緒に作ったとは思えない「上級デザート」のような仕上がりですが、種を明かすと、材料を「混ぜて、冷やす、待つ」のうれしくなるようなシンプル工程。今回はなんとゼラチンも使いません。失敗がほとんどないので、小さなお子さんにもお手伝いの場面がいっぱいありますよ。
今日の材料は、天使をイメージしてヨーグルト、生クリーム、グラニュー糖と白づくし。そこに爽やかさを添えるためのレモンをプラスです。
また別立てで、ラズベリーのプリザーブも作りましょう。
このソースをかけるとお菓子の格がグンと上がります。お味も本格的でレストランのデザートを頂いているよう。
でも…(大きな声では言えませんが)混ぜてチン♪と簡単なんです。お菓子が簡単な分、材料で頑張りましょう。アイスクリームやヨーグルトにかけてもおいしいので多めに作っておくといいですネ。製菓材料を扱っているお店で購入できます。
(材料)「天使のふわふわクリーム」直径15cmの竹ざる一個分
プレーンヨーグルト(無糖) 200g
動物性・生クリーム 200cc
グラニュー糖 80g
レモンジュース 1/2個分(お好みで増やしてもいいです)
ガーゼ 約30cmX30cm
(注1)今回使用した型は、ギフト用にもできるよう竹ざるを用いていますが、15cmのココット皿の底にキッチンペーパー2枚(水分を吸収します)を敷いて同様に作ることもできます。
(注2)ガーゼがない場合は和紙やキッチンペーパーでも代用できますが、見た目にもおいしそうなのはガーゼです。出来上がってからガーゼを外した時、フレッシュチーズのような出来上がりに思わず「わー!」と歓声が聞こえてきますヨ。
「ラズベリーのプリザーブ」
冷凍ラズベリー 100g
グラニュー糖 30g
レモンジュース 小さじ1
キルッシュ 大人の分だけ少量加える
(前日の下準備)
①[前日、ヨーグルトの水切りをしておく]
ボール(小)の上にざるを置きペーパータオル2枚を敷く。ヨーグルトを入れる。ラップをかけて冷蔵庫で一晩寝かせる。
②[前日、ラズベリーをタッパーに入れ重さをはかる]
重量に対し1/3のグラニュー糖を振り入れ、蓋をしてから上下にゆすりグラニュー糖を全体に混ぜる。冷蔵庫で寝かせる。
(当日)
①生クリームにグラニュー糖を加え、8分立てに泡立てる。
②水切りしておいたヨーグルトを別のボールに入れ、泡だて器でなめらかにする。①の生クリームを3回に分けて加えよく混ぜる。
③レモンジュースを加える。
④ボール(小)に竹ざるをおく。ざるの直径の倍の大きさにガーゼを切り、敷く。その上に③を入れ、竹ざるから出ている余ったガーゼで蓋をし、ラップをかけ一晩冷蔵庫に入れ水気を切る。(時間を置くほど水分が抜けて、しっかりとした硬さのクリームになります)
⑤下準備したラズベリーは一晩置くときれいな色のジュースがたくさん出てきているので、そこにレモンジュースを加え電子レンジにかける。
ブクブクとしてきたらOK(600wで約1分少々、吹きこぼれるので要注意)。あくが出ていたら取り除く。冷蔵庫で冷やす。
⑥水切りが完了したクリームを大匙でざっくりとりわけ、ソース(大人用にはキルッシュを少量加えるとおいしさUP)をかけ出来上がり。
ヨーグルトの水切りと待ち時間ぐらいでしょうか(笑)
これだって冷蔵庫に入れてお休みさせておけば手間いらずですよね♪
出来上がりを待っている間に「天使のふわふわクリーム」という名前で、お子さんの想像力を膨らませて絵をかいてもらうというのも楽しそうですね。
女子会用のおもてなしには、小さなココット皿に1個ずつ作り、お皿に盛りソースを添えて。
ギフト用には差し上げられるような竹ざると、小瓶にソースを入れてプレゼント。
白と赤のイメージにヒイラギを添えればクリスマス。
ハート形のココット皿に入れて作ればバレンタインデーにも素敵です。
一年を通していろいろなシチュエーションでお子さんと一緒に作れるお菓子です。
まずは夏休みにぜひぜひ、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。
山下 久美子 【お菓子教室 Sugar Box Studio主宰】
記事テーマ
「初めて作ったお菓子」その思い出は皆さんの心の奥底に優しく大切に仕舞われていませんか?私達の子供も初めてお菓子を作った時のわくわく!ドキドキ!そしてお菓子を囲んでいる家族の優しい笑顔をいつまでも覚えていてくれるかもしれませんよね。「チチンプイプイおいしくなあれ!」ママとお子さんに倖せの魔法がかかるお菓子作りのアイデイアをお伝えします!