本格的な梅雨になってきました。
こうもじめじめ暑いと、体も心も冷たくてすっきりするものを求めますよね。
でもこれから迎える夏の前に、冷たいものばかりを食べて体を冷やしすぎてしまうのも考えもの・・・
そこで今回は、ひんやり冷たいけれど体にも優しい旬の新ショウガをアクセントに加えた、グレープフルーツゼリーをご紹介します。
今回はお子さんが食べやすいように、新ショウガの薄切りスライスを5枚というレシピ。
これぐらいの量だとほんのりと控えめに香る、優しいお味に仕上がりますが、大人の方にはもう少し多めに加えたり、搾り汁を加えてもおいしいですよ。
__材料(5人分)____________________
グレープフルーツ ルビー種 3個
(もしくはルビーグレープフルーツジュース・400cc)
レモン 1/2個
グラニュー糖 75g
新ショウガのスライス 薄切り5枚分
水 40cc
粉ゼラチン 10g
飾り用グレープフルーツ 1個
__作り方___________________________
①ゼラチンを戻しておく。最初に口径の広い容器に水を入れてから、粉ゼラチンを水面全体に振りかけるようにして戻すとだまができない。
②飾り用グレープフルーツをカットし、実をフクロから出しておく。袋から出るジュースは取っておく。
③耐熱容器の上にストレーナーをセットして、グレープフルーツ、レモンを絞る。①のジュースも加えながら400cc分計量する。(足りない場合は水を足す)
④③にグラニュー糖と、新ショウガのスライスを加え、レンジで「必ず」沸騰するまで温める。もしくはホーロー鍋に入れて沸騰させる。
沸騰したら火を止め、軽く混ぜ砂糖を溶かす。そのまま15分置く。
⑤15分たって粗熱が取れたら、ショウガを取り除いてからゼラチンを加え溶かす。グラスに飾り用のグレープフルーツを入れ、ゼリー液を注ぎ、冷蔵庫で十分冷やす。
しょうがにはゼラチンを分解する酵素が含まれているため、生のまま入れると固まらなくなることがあります。
ですので、必ず一度沸騰させること。
それからゼラチンを加えますが、80度以上の液体に加えるとゼラチンの腰が弱くなるので、粗熱を取ってから加えるようにしてくださいね。
これからの季節、美味しいものが冷蔵庫に入っていると思わずにっこり、嬉しいですよね。
今回はグラスにそれぞれ盛り付けましたが、大きめのお皿にどどーんと作っておくのもたっぷり頂いている気がして嬉しいもの。
香りを出し終わったしょうがは千切りにして、軽くミントであえてからゼリーの上に乗せると、さらにお口の中がすっきりしておいしいですよ。
ショウガには食欲の増進効果、抗菌殺菌作用もあります。
むしむしと暑い季節、やはり旬のものをいただくのは理にかなっている事なのだと思います。
新ショウガは、ショウガの子ども。
お子さんと一緒に手にとって、食材の季節ごとの変化も伝えていけるといいですね。
6月も後半戦。雨に負けず楽しい毎日をお過ごしくださいね。
山下 久美子 【お菓子教室 Sugar Box Studio主宰】
記事テーマ
「初めて作ったお菓子」その思い出は皆さんの心の奥底に優しく大切に仕舞われていませんか?私達の子供も初めてお菓子を作った時のわくわく!ドキドキ!そしてお菓子を囲んでいる家族の優しい笑顔をいつまでも覚えていてくれるかもしれませんよね。「チチンプイプイおいしくなあれ!」ママとお子さんに倖せの魔法がかかるお菓子作りのアイデイアをお伝えします!