12月に入りアドベントカレンダーの小窓を開けてクリスマスを心待ちにする日々がやってきました。
そろそろサンタさん宛のお手紙を書いているお子さんもいるかもしれませんね。
何歳になってもわくわくするクリスマス。
今年はあたたかいお家の中でお子さんと一緒にほっこりとジンジャーマン・クッキーを作ってみませんか?
お子さんと一緒に型抜きクッキーを楽しみましょう。
でも…小さいお子さんにクッキー生地を扱わせると、粘土のようにこねるからだんだんとバターが溶けていって型抜きどころかお手々はべたべた、テーブルもべたべたーっ!なんてことありますよね。
せっかくお子さんとの楽しい時間を過ごしたいのだから、ストレスフリーのおいしい生地を扱っていきましょう。
今回ご紹介する生地は「スぺキュロス」というベルギーの代表的なクッキー生地。
ベルギーでは12/6のサンニコラの日に食べるそう。バターに対し粉が多いのでべたつきが少なくお子さんと作るにはぴったりですよ。
無塩バター 65g
三温糖 60g
卵 大さじ1
牛乳 小さじ1
重曹 1g(小さじ1/8)
塩 ひとつまみ
薄力粉 60g
強力粉 65g
シナモン 少々(2g)
ナツメグ 少々(2g)
ジンジャーパウダー少々(1g)
ジッブロック(大きいサイズ) 1枚
棚の奥の方にフードプロセッサーがしまいっぱなし、なんてことはありませんか?
それでなくても忙しい12月、時間短縮にこの機械を使わない手はありません。忙しいママほどうまく使いこなして、限られた時間を有効に使ってくださいね。
フードプロセッサーがあれば、材料を用意したらあとは次々と投入していけば出来上がるので、その時間ものの5分程。
もしお持ちでしたら目につくところにおいておき、日々いろいろな作業に使ってください。
(フードプロセッサーで作る場合)
①冷蔵庫から出したばかりのバターを1センチの厚さに切りながら計量する。量り終わったらそのままフードプロセッサーに入れる。
②材料をひとつずつ順々に加えて撹拌していく。
③最後、粉を入れて(ふるわなくても大丈夫です)生地がひとまとまりになるまで回転させる。
④ジップロック大の両脇をハサミでカットして一枚のシートにする。生地をシートで挟む。厚さ3mmになるよう麺棒でのしていく。
⑤冷凍庫に10分ほど入れて扱いやすくなったら型で抜いていく。
⑥天板にオーブンシートをセットしクッキー型で抜いたクッキーをのせていく。柔らかくなって扱いづらいと思ったら冷凍庫に2~3分ほど入れて冷たくさせる。
⑦170℃で10分焼く。焼けたらラックにのせて冷ます。
(フードプロセッサーがない場合)
①バターを室温に戻し泡だて器でよく混ぜる。三温糖を加えて白くなるまで攪拌する。
②卵と牛乳を加え攪拌、続けて残りの粉類をふるいながら加えゴムべらでしっかりとひとまとまりになるように混ぜていく。
③以下(フードプロセッサーで作る場合)
の④~⑦と同じ。
シナモン入りのクッキーは部屋中いい香りになる特典もついてきます。
焼きあがる時にとてもいい香りがするのでお部屋の中が幸せな感じになりますよ。
手作りクッキーの香りがお子さんの心に優しく思い出として残ってくれるとうれしいですね。
ジンジャーマンの形だけでもかわいいので、このままいつでもつまめるように透明のジャーにシリカゲルと一緒に入れて保管しておいてもいいですね。
手をつなぎ合わせるように置いていくと円になり、リースを作ったら仲良しの輪ができてお子さんにぴったりのモチーフになります。
クリスマス当日には、プレゼントを持ってきてくれたサンタさんとトナカイさんにお礼のクッキーを用意してあげてからベッドに入るのもいいですよね。
小さなトレーにクッキーと牛乳、ありがとうのお手紙をセットして眠るとき、どんな気持ちでお布団に入るのでしょう。
ビデオで撮影しておくときっとかわいらしい姿が残るはずですよ。
まだまだ始まったばかりの12月。手作りお菓子を通してお子さんと一緒に楽しい時間をお過ごしくださいね。
山下 久美子 【お菓子教室 Sugar Box Studio主宰】
記事テーマ
「初めて作ったお菓子」その思い出は皆さんの心の奥底に優しく大切に仕舞われていませんか?私達の子供も初めてお菓子を作った時のわくわく!ドキドキ!そしてお菓子を囲んでいる家族の優しい笑顔をいつまでも覚えていてくれるかもしれませんよね。「チチンプイプイおいしくなあれ!」ママとお子さんに倖せの魔法がかかるお菓子作りのアイデイアをお伝えします!