子どもたちの大好きな夏がやってきました。
毎日暑いと食欲も落ちがちですが、そんな時にこそ冷たいデザートを用意して、気分だけでも一足お先に南の島へ行ってみませんか?
7月中旬頃になると幼稚園や学校の短縮授業が始まり、元気な子どもたちのお集まりもなにかと増えてきますよね…。
そんな時、冷蔵庫から冷たく冷えたこんなSweetsが登場したら大人も子どもも大歓声です。
今回はカクテルで有名なピニャコラーダをアレンジして夏仕立てのスペシャル・ゼリーを作りましょう。
下は二層のゼリー仕立て、上はお手軽グラニテ。
夏はオーブンを使わない冷たいスウィーツが一番ですね、
さあ、エプロンをつけてLet's start cooking~!
ゼラチンを水で戻したら、材料を次々と耐熱容器の中に入れて、最後は電子レンジでチン!
ふむふむ…これなら子どもたちの出番がいっぱいありそう。
ではでは…こんな声がけはいかがでしょう?
「○○ちゃん、100mlってこのマグカップにどれぐらいだと思う??」
今日はちょっとだけ寄り道して「お水」を使ってGuess!ゲームをしてみましょうか。
いつも飲んでいる缶ジュースが250ml、紙パックのジュースは200mlと、なじみのあるものをヒントにしてあげると見当がつけやすいですね。
そのあと予想したお水を計量カップに移しかえて、実際に量っていきましょう。
「わっ!ちょっと多かった~」「あれ~?少なすぎちゃった~!」
ただの計量時間が、ほんのちょっとの寄り道でわくわく時間に大変身。
小学校で習う容積ですが、プリントを見ながら覚えるよりもずっとずっと楽しいですよね?
最後は正解の100mlが本当はどれぐらいだったのかを、マグカップに入れてしっかり確認!
きちんと実感してみましょうね。
それでは寄り道はこれにて、終了~!
本当の計量、スタートですョ!
~ 材料(5人分)(1人分・約180ccの容量) ~
[材料1] [ピニャコラーダ・ゼリー]
・水 60cc (ゼラチン用)
・ゼラチン 12g
・パイナップルジュース 400cc
・ココナッツミルク 200cc(よく振って油分と水分をまぜてから計量する)
・グラニュー糖 50g
[材料2] [パイナップルゼリー]
・水 20cc(ゼラチン用)
・ゼラチン 5g
・パイナップルジュース 250cc
[パイナップルのグラニテ]
・パイナップル缶づめスライス 4枚
・ミント 適宜
[おまけ]
・大人用には…、これを入れると一気に南の島のカクテルに大変身♪
いい気持ちにならない程度のラム酒をトポトポと・・・適宜!
「ゼラチンを分量の水でふやかしておきましょう」
レシピでよく目にする一言ですが、皆さん、振りいれたゼラチンが全部戻りきらなくて困ったことはありませんか?
戻しかたを間違えると右の写真のように、ゼラチンの中心まで水がいきわたらず、芯ができてしまいます。
ではここで問題です!
[問題]
①小皿にゼラチンを入れてから、水を加える
②小皿に水を入れてから、ゼラチンを加える
さて、正解はどちらでしょう?
[答え]
小皿→水→ゼラチン の順です。
右の写真は①の方法でやった結果です。この部分、あとから掘り出して水を足してもうまく戻りません。数グラムしか入れないゼラチン。
しっかりと計量分、きれいに戻して使っていきましょうね。
~ピニャコラーダ・ゼリー~
① 表面積の大きい小皿に水(60cc)を入れる。ゼラチンを水の表面全体に、
うっすらとかかるように振りかけ、数分間ふやかして戻しておく。
② 耐熱容器に分量のパイナップルジュース、ココナッツミルク、砂糖を加え、電子レンジで加熱する。
③ ②が温まったら①の小皿に②を少量加え、ゼラチンを完全に溶かす。溶けきったら②に加える。
④ ③をグラスに等分に分け、冷凍庫で急冷させる。(入れっぱなしにして忘れないで下さいね!)
~パイナップル・ゼリー~
① ゼラチンを上記と同様にふやかしておく。
② パイナップルジュースを電子レンジで加熱する。
③ ②が温まったら①の小皿に②を少量加え、ゼラチンを完全に溶かす。溶けきったら②に加える。
④ そのまま室温において、冷ましておく。
⑤ 冷凍庫で冷やしておいたピニャコラーダ・ゼリーの表面が固まったら(中は固まっていなくてもよい)、冷ました④をゼリーの上に等分に注ぎ、冷蔵庫で冷やす。
~パイナップルのグラニテ~
① パイナップルのスライスをトレーに一枚ずつ置き、ラップなしで冷凍させる。(数日間保存する場合は、冷凍した後で密閉容器に重ねて保存してください。最初から重ねて冷凍すると一枚ずつはがれません)
② ミントの葉をみじん切りにする。
③ 冷凍したパイナップルを5mm 角に切り、②のミントをあえる。
~盛りつけ~
① ゼリーが固まったら、パイナップルのグラニテをゼリーの上に山形に盛り付ける。
② あればパイナップルや葉をグラスのふちに飾る。
③ 大人用には、ラム酒をグラスの縁からグラニテにかからないよう、適量注ぐ。
見た目にも涼しいビタミンカラーのゼリー、いかがでしたか?
大人用にはラム酒をそそいで、子ども用とは差をつけましょう。
ゼリーをスプーンですくうとシロップのようにラム酒が絡まってとてもおいしいですよ。
ミルクを使っていないのでアレルギーのお子さんにもお勧めですネ。
暑い夏、どうぞ爽やかにお過ごしくださいね!
2012年、秋
白いアイランドキッチンをリビングの真ん中に備えた自宅兼Studioにて、洋菓子教室「Sugar Box Studio」を再開いたします。
お菓子を通じて、また沢山の方と幸せな時間を共有させていただきたいと思っています。
詳細・お知らせは随時UPして参ります。
~洋菓子教室 Sugar Box Studio 主宰 山下久美子~
山下 久美子 【お菓子教室 Sugar Box Studio主宰】
記事テーマ
「初めて作ったお菓子」その思い出は皆さんの心の奥底に優しく大切に仕舞われていませんか?私達の子供も初めてお菓子を作った時のわくわく!ドキドキ!そしてお菓子を囲んでいる家族の優しい笑顔をいつまでも覚えていてくれるかもしれませんよね。「チチンプイプイおいしくなあれ!」ママとお子さんに倖せの魔法がかかるお菓子作りのアイデイアをお伝えします!