しっとりと潤った梅雨にさよならして、元気印の太陽の光が降り注ぐ夏まであともうちょっととなりました。
みなさん、この夏の楽しいイベントはもう計画済みですか?
かわいいKidsのおかげで、家族の絆はもちろん、お子さんを通してのファミリー単位での結びつきも増え、楽しい世界は広がっていきますよね。
なかよしファミリ―で集まって、休日はみんなでバーベキューというのもワイワイガヤガヤ、楽しい夏のひと時。
今回はそんなバーベキューにぴったりのおやつをお届けしたいと思います。
S'more!ってお菓子、皆さん聞いたことありますか?
アメリカやカナダでは、カップケーキと並んでとってもポピュラーな国民的おやつです。
まずは、名前の由来から。
some more!(もう少し欲しい~!)が縮まって、S'more!
思わずにっこりしちゃうネーミングですよね。
子どもたちはキャンプファイアーに参加すると、必ずこのお菓子を食べます。
なぜキャンプファイアーで? それは火を使ってあることをするからなんですよ。
日常ではなかなか味わえない真っ暗な夜、真っ赤に燃え盛るキャンプファイアーを囲んで、子どもたち手にはそれぞれ何かを持っています。
そう、子どもたちが持っているのは木々の小枝。その小枝をまた、よくよく見ると…
あら?白いものが刺さってる。実はこの白いものの正体は、マシュマロなんです。
枝の先端にマシュマロをさして、キャンプファイアーの火であぶります。するとちりちり表面が焦げ出してプワッ~!とマシュマロがちょっと膨らんでくるのです。
その瞬間にとりだして、さあ、これからどうしましょう?
登場するのは2枚のグラハムクラッカーと、板チョコです。
サンドイッチの要領でグラハムクラッカーの上に板チョコを置いて、さあ、あっつあつのマシュマロを乗せますよ。そして残りのクラッカーでサンド!
マシュマロをはさんだ途端、とろとろと中身がはみ出してきて、チョコレートはその余熱でじんわりと溶けていきます。
さあ、大きなお口をあけて、ぱっくん!
「ふわっ!あつっ!あつっ!」
そんな声が聞こえてきそうなほど、あっつあつのマシュマロが口の中でとろけていきます。
想像するだけで、楽しそうなお菓子ですよね。
お外でみんなで一緒に食べると、とーってもおいしい! みんなで作ればなおさら美味しい!
どうです? この夏のアウトドアで、こんなお菓子に挑戦してみてはいかがでしょう。
グラハムクラッカーは、もちろん市販のものを使っていただいても大丈夫!
でも、思っているよりもうーんと簡単にできちゃうんですよ。
定番中の定番クッキーだから、夏に限らず、一年中お子さんのおやつに大活躍。
体にいい全粒粉のざくざく感も、お子さんに食べてもらいたいおやつですよね。
ではレシピです。
___(材料)(オーブン天板(35cm×25cm)1枚分)_________
小麦粉 80g
全粒粉 50g
塩 2つまみ
シナモン 小匙1/4
ベーキングパウダー 小匙1/2
無塩バター(室温) 40g
三温糖 25g
はちみつ 30g
牛乳 小匙2
__(作り方)___________
①小麦粉~ベーキングパウダーまでの粉ものを合わせて一度ふるう。
②ボールに室温に戻したバターと三温糖を加え、ゴムべらでよく練る。よく混ざったらはちみつを加え、さらに練る。
③②に①と牛乳を加え、ひとまとまりになるまでゴムべらでよく練る。ある程度固まったら、手にとりよく馴染ませひとまとまりにする。
④オーブンシートに③をのせ、ラップで覆い、麺棒で2mmぐらいの厚さに伸ばす。
⑤ピザカッターなどを使って7cm×4.5cmの切れ目をつける。(繰り返し使えるオーブンシートを使用している場合は、ナイフの背などを使ってシートを切らないように気をつけて下さい)
⑥170度に温めたオーブンに入れ15分焼く。焼きあがったらそのまま天板に乗せて5分置く。網の上に移し冷ます。冷めたら、シリカゲルと共に密閉容器に入れる。室温で3日ほど保存可能です。
バーベキューでは、子どもたちに小枝を拾ってきてもらい、その先端にマシュマロをさして火にかざして焼いていきましょう。
その際、あらかじめ小枝を水に浸してから焼き始めると、枝に火が移らず安全です。
でももっと手軽に楽しんでみたいなという方には、ご自宅でS’moreを作ってみる方法もご紹介いたしますね。
①魚焼きグリル、又はオーブントースターを温め、グラハムクラッカーの上に板チョコ、マシュマロをのせ焼いていきます。
目安はマシュマロがうっすらと茶色くなるまで。
とりだしたら、もう一枚のグラハムクラッカーでぎゅっと挟みます。
とろ~りとろとろのマシュマロになったら大成功! 熱々をどうぞ召し上がれ!
簡単!夏のイベントお菓子。アメリカンなお菓子だけにちょっと甘いけれど、楽しい気分になれますよ。
これから始まる夏本番! お子様とどうぞ楽しくお過ごしくださいね!
輝くママのNEWSな“おはなし”をスタートさせていただいてからあっという間に1年がたちました。
四季折々、お子様とご一緒に作っていただいたら楽しいかな~と思ったお菓子をご紹介してまいりましたコラムも今回が最終回となります。
つたない文章でしたが、沢山の方より「作ってみたよ」「おいしかったよ」のお声掛けをしていただき、心から感謝いたしております。
ありがとうございました。
小さなお子さんと一緒の毎日は、やることも、しなければならないこともいっぱい、いっぱい。
お子さんが生まれる前に想像していたゆったり優しい子育てタイムというのは、実際なかなか作ることができない・・・というのが現実だと思います。ましてや、子どもと一緒にお菓子作りなんてとてもとても…。
今回のコラムを書くにあたって、中3になった娘の就学前のアルバムをよく見返していました。あんなにぱっつんぱっつんの毎日だったのに、写真に残っている写真の1枚1枚は今振り返るとどれもこれも本当に暖かく幸せな写真です。
ぐちゃぐちゃなキッチンでのお手伝い写真、まな板いっぱいに広がったぐちゃぐちゃバナナとおもちゃの包丁を持って笑っている娘の写真、べたべたなお手々で作ったお月見団子に、踏み台の上に乗って一生懸命お皿を洗っている写真・・・。
どれもこれも10年たつと涙が出そうなほどかわいくて、もし今だったらもっともっと楽しんだのに…なんて思ったこともありました。
今は忙しくっても、10年たったらきっと私と同じ気持ちになるママもいっぱいいるはず!
特別じゃなくていいと思うんです、キッチンでママと一緒に何かをした時の写真をたくさん撮っておくといいですよ。
この子があと10年たったらどんなお兄ちゃん、お姉ちゃんになっているのかな?
大きくなったらこの子ともう一度一緒に、この瞬間を楽しもう♪
そんな気持ちでと、タイムカプセルじゃないけれどメモリーカードにかわいい時間を沢山閉じ込めながら、今しかない子育て時間を楽しんでいただければと思います。
キッチンから漂う甘い香りと、美味しい笑顔の思い出は、きっときっとお子さんたちの心に優しい幸せな時間を刻んでくれると信じています。
どうぞ素敵な子育てライフを楽しんでくださいね♪
ブログ~From Sugar Box Studio~ http://kumikumy.exblog.jp/ にて、子育てに一息ついた私の日々の出来事や、お菓子を通したイベントのお知らせなどを発信しております。
よろしければそちらにも遊びに来て下さいね。またどこかでご一緒できればと思います。
ありがとうございました。
Sugar Box Studio 山下久美子
山下 久美子 【お菓子教室 Sugar Box Studio主宰】
記事テーマ
「初めて作ったお菓子」その思い出は皆さんの心の奥底に優しく大切に仕舞われていませんか?私達の子供も初めてお菓子を作った時のわくわく!ドキドキ!そしてお菓子を囲んでいる家族の優しい笑顔をいつまでも覚えていてくれるかもしれませんよね。「チチンプイプイおいしくなあれ!」ママとお子さんに倖せの魔法がかかるお菓子作りのアイデイアをお伝えします!