10月の行事としてハロウィンを楽しむご家庭が、年々増えていますね。
”Trick or treat!"(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!)と言いながら、思い思いの仮装をした子どもたちが家々を練り歩くこのイベントは、小さなお子さんを持つご家庭には楽しい行事。
そこで10月に入ったらハロウィン気分を徐々に盛り上げていくために、かぼちゃのお菓子を作ってみませんか。
手をかえ、品をかえ、目先を変えて。
栄養満点のかぼちゃを食卓に登場させましょう。
今回はかぼちゃをたっぷり生地に焼き入れたプリンをご紹介します。
個々の小さなプリンもいいけれど、今日はどど~んと大きくて、まーるいプリンを作りますよ。
_材料________________
(1000ml分の耐熱容器 一台分 ※今回はマンケ型18㎝使用)
*カラメル用 *グラニュー糖 55g
*水 15cc
*バター 適宜
*かぼちゃ(皮つき) 約1/4個
*牛乳 300cc
*生クリーム 200cc
*グラニュー糖 100g
*卵 4個
_作り方__________________________
マンケ型に直接、砂糖と水を入れる。(*1)
型を直接強火にかけ4分加熱。隅の方から色づいてくるので、型を傾けながら色が均一になるように動かす。べっこう飴の色になるまで煮詰める。冷めたら側面にバターをつけておく。
<注意>煮詰めているときは隅の方が色づいてくるまではそっと見守っていてくださいね。早く溶けないかな~と菜箸などで溶けていない部分をぐるぐるつついたりしてはダメ。砂糖が糖化して結晶化してしまいます。そうなるともう戻りませんのでご注意を。
(*1 火にかけられない型を使用する場合は,、砂糖と水を耐熱容器に入れて電子レンジにかけ煮詰め、その後何も塗っていない型にそそぎ入れる。)
②かぼちゃを皮付きのまま一口大に切る。耐熱皿に皮を下にして入れ、ラップをふんわりとかけてレンジで蒸す(600w、約7分)
③耐熱容器に牛乳と砂糖を入れて、砂糖が溶けるまでレンジにかけ温める。
④ブレンダーが入る容器に②のかぼちゃの皮を除いた部分(正味約150g)を入れて、③の牛乳を少しずつ加えてブレンダーで撹拌する。(*2)
⑤ボールに卵を入れてよく解きほぐし、④と生クリームを入れて泡立て器でよく混ぜる。
⑥①で用意しておいた型に漉し器をセットして⑤のプリン液をこしながら型に入れていく。
⑦オーブンを160度にセットする。天板に水を注ぎ⑥をセットし30分焼く。竹串などを刺してみて何もつかなければ完成。
(*2 ブレンダーがない場合はミキサーやフードプロセッサーで)
上手に焼けましたか?
最後の仕上げはお皿にひっくり返して大成功すること!
型の側面を竹串などを使ってぐるっと一周させて隙間を作ります。
上から大きなお皿をかぶせて両手でしっかり固定させてから、よいしょ!と一気にひっくり返しましょう。
この瞬間はママも見守るお子さんも息をのんでドキドキ、ドキドキ。
そのままテーブルにそっと置いて、あとは両手で揺らしながらそっと持ち上げます。
カラメルがスーッと広がって、ワーッ!!と歓声が出たら大成功ですね。
「どれぐらい食べちゃおうか?」
お皿とマグカップをテーブルにセットするお手伝いをしてもらいながら、お好きな大きさでそれぞれ切り分けて、温かい紅茶とご一緒に。
気持ちの良い秋のひと時、お子さんとゆったり素敵な時間をお過ごしくださいね。
山下 久美子 【お菓子教室 Sugar Box Studio主宰】
記事テーマ
「初めて作ったお菓子」その思い出は皆さんの心の奥底に優しく大切に仕舞われていませんか?私達の子供も初めてお菓子を作った時のわくわく!ドキドキ!そしてお菓子を囲んでいる家族の優しい笑顔をいつまでも覚えていてくれるかもしれませんよね。「チチンプイプイおいしくなあれ!」ママとお子さんに倖せの魔法がかかるお菓子作りのアイデイアをお伝えします!