寒い日に飲むミルクティーは心も体も温まります。
イギリスではTea with milkつまり紅茶はミルクを入れて飲むのが一般的。
ですから「ミルクティー審査」と言って、プロのティーブレンダーは紅茶と牛乳を混ぜてからテイスティングします。
ティーカップに注ぐのは紅茶とミルクどちらを先にするのが正しいのか、真剣な論争が続いていたのをご存知でしたか?
2003年英国王立化学協会は、ついにミルクが先(Milk in first)の方がおいしいという結論に達し、ようやく終結しました。
正統派のミルクティーを楽しみたいのなら、インドの「アッサム」とスリランカの「ウバ」が最適です。
水色(すいしょく)が濃く、コクや渋みがあるのでミルクを入れても、色や味がぼやけません。
この2種類は特徴がはっきりしているので、好みが分かれるかもしれません。
さっぱりとしたミルクティーがお好みの方は、インドの「ニルギリ」やスリランカの「ディンブラ」がおすすめ。気分に合わせてブラックティーとミルクティーに使い分けることができます。
人とは違う、個性派の方でしたら、スモーキーな香りのスリランカの「ルフナ」や、ベルガモットの香りの上品な「アールグレイ」をミルクと合わせてはいかがでしょうか? ストレートの時とはまた違った風味を楽しめます。
小澤 舞子 【ティーインストラクター】
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サロン・ド・テで優雅にティータイム・・・なんて、子育て中のママには夢の話。でも、自分で美味しい紅茶をいれることができれば、ほんのわずかな時間でもリラックスできるはずです。お客様やお友達に自信をもってお出しできる美味しいいれ方、産地別おすすめの飲み方、子どもも喜ぶアレンジティーなど、紅茶が飲みたくなるような情報をお届けします。