セイロンティーと言うと、ウバやディンブラなどハイグロウンティーと呼ばれる、標高が高い所で栽培される紅茶が日本では有名です。しかし、生産量は低地産の紅茶が半分以上を占めています。こちらは主に中近東で親しまれている紅茶なのです。OP(オレンジペコ)と呼ばれる大きいサイズの茶葉は、葉がしっかりとよられており、色は全体的に黒っぽく均一に見えますが、チップ(新芽)が含まれています。実際に紅茶をいれてみると、「スモーキー」と呼ばれる煙のような香りと、発酵茶である紅茶らしい芳醇な香りが広がります。水色(すいしょく)は濃く、深みのある赤色です。味は甘みがあって、高地産のウバやヌワラエリアよりも渋みがなく、穏やかに感じられます。
最近はファーストフードでも、「ルフナ」の紅茶を選ぶことができます。(モスバーガーにて)
飲み方は、ストレート向きですが、ミルクをいれてもおいしく飲めます。スモーキーな香りがこの産地の特徴ですが、蜜を焦がしたような香りを強く感じるタイプもあります。飲みやすい紅茶なのでさまざまなお菓子や食事に合いますが、特にチョコレートに合うと言われています。
まだまだ知られていないけど、おいしい紅茶が沢山あります。みなさまのお好みの1杯に出逢えますよう・・・
横浜・大田区に近い川崎で紅茶教室を開催しています。小さなお子さま連れのお母さまも安心して通えます。また出張レッスンなども開催し、地域の皆様に「紅茶の楽しみ方」をお伝えしています。ご自宅でおいしい紅茶をいれて、おもてなししませんか?
小澤 舞子 【ティーインストラクター】
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サロン・ド・テで優雅にティータイム・・・なんて、子育て中のママには夢の話。でも、自分で美味しい紅茶をいれることができれば、ほんのわずかな時間でもリラックスできるはずです。お客様やお友達に自信をもってお出しできる美味しいいれ方、産地別おすすめの飲み方、子どもも喜ぶアレンジティーなど、紅茶が飲みたくなるような情報をお届けします。