育児中にティールームなどでゆっくりお茶するのは難しいかもしれません。でも、そんな時間が全く無ければ、ママがどんどん疲れ果ててしまいます。わざわざ出掛けなくても、ご自分でおいしい紅茶をいれることができたら、わずかな時間でもリラックスできるはず・・・そう願って、輝くママの記事を2年間書いて参りました。
伝えたいのは、ティータイムをするのは決して難しいことではないということ。紅茶といつものお菓子があれば良いのです。
そもそも、イギリスには1日の中でおよそ5回も紅茶を飲む習慣があります。毎回アフタヌーンティーのように優雅に紅茶を飲んでいるわけではありません。昔は紅茶は貴族やお金持ちしか飲めませんでしたが、産業革命後は、労働階級の人も食事と共に紅茶を飲むようになりました。現在でも、家庭や職場などで、大人から子どもまで、紅茶を当たり前のように楽しんでいるのです。
ティータイムの一例ですが、私は朝起きると、最初にヤカンに水を入れて沸かします。キッチンで立ったまま、冷たいミルクの入ったティーカップに熱い紅茶を注いでガブガブと飲み干します。それが1日の中の最初のティータイムです。カフェインの効果で、頭と体が目覚めて、朝ごはん作りが始まります。暑い日は前日の夜に水出しアイスティーを作って置けば、すぐに飲めます。イギリスには「イングリッシュブレックファースト」というブレンドの紅茶があるように、やはり朝食に紅茶が飲まれているのです。
さらに、嬉しいことに紅茶は体に良いとされています。水分補給としてだけでなく、作業を休止してお茶を飲むという行為は、リラックス、リフレッシュ効果があるので、精神的にも肉体的にも欠かせない飲み物です。
午後は、娘のおやつの時間に合わせて紅茶をいれます。甘いお菓子の時は紅茶を飲むことで歯を守ることができます。
毎回、有名パティスリーのケーキが冷蔵庫に入っているわけではありません。いただき物のクッキーの残りや作り置きの焼菓子で済ますことも多いです。そんな時でも正しいいれ方でいれた紅茶、さらに余裕があれば、お気に入りのカップに入れれば、気分がぐっと変わるのです。豪華なアフタヌーンティーも最初は空腹な夫人がトーストと一緒に紅茶を飲んだのが初めだと言われています。
ご自分の生活の中で、ティータイムをする時間が確保できそうでしょうか? 1日1回、10分だけでも良いので楽しめると良いですね。
おいしい紅茶をいれられると、毎日の生活がより豊かになりますよ。
川崎駅近くで月1回ペースで通える紅茶教室を開催しています。
小さなお子様連れのお母様も安心して参加できます。
また、出張レッスンやイベントなどを開催し、地域の皆様においしい紅茶をご紹介しています。
小澤 舞子 【ティーインストラクター】
記事テーマ
サロン・ド・テで優雅にティータイム・・・なんて、子育て中のママには夢の話。でも、自分で美味しい紅茶をいれることができれば、ほんのわずかな時間でもリラックスできるはずです。お客様やお友達に自信をもってお出しできる美味しいいれ方、産地別おすすめの飲み方、子どもも喜ぶアレンジティーなど、紅茶が飲みたくなるような情報をお届けします。