紅茶教室をしていますと紅茶についての様々な質問を頂きます。今回は特に多かった紅茶の賞味期限や保存方法についてお話しします。
いつか飲もうと思っている紅茶が自宅に眠っていませんか?
賞味期限に関して頂く質問は大きく分けて2つあります。「高価な紅茶を頂きました。いつか飲もうとしまいこんでいたら賞味期限が切れかけてます。まだ飲めるのでしょうか?」と、「いつ開封したのか覚えていない紅茶缶が出てきました。賞味期限内なら飲めますか?」と言うものです。
贈答などで頂いた紅茶をお客様や特別な日のために取っておいたまま時間が経ってしまったり、一度開封した紅茶缶をすっかり忘れて、新たに開けてしまった経験などあるのではないでしょうか?
賞味期限は、メーカーやブランドによって2年だったり、3年だったりまちまちでですが、お茶は長く保存ができる食品です。たとえ賞味期限が過ぎてしまっても腐ってしまうことはありませんが、時間の経過とともに風味は落ちてしまいます。未開封の場合でも賞味期限内には飲むことをおすすめします。
また、手順通りに紅茶をいれたのに茶葉がジャンピングしなかったのは、茶葉の鮮度が関係している場合もあります。開封したら、できれば1ヵ月前後で飲みきってしまう方が良いでしょう。
風味が落ちてしまっても、ミルクと茶葉をたっぷり使ったチャイにしたり、フルーツやシロップなどを使ったアレンジティーにして、インパクトのある香りを添加することによって、最後までおいしく飲むことができます。
一度に色々な紅茶を試したくなるかもしれませんが、1種類ずつ飲み切ってから次のお茶を飲むのがおいしい紅茶を飲むコツです。
キッチンや食品貯蔵庫に宝の紅茶が眠っていませんか? 特別な日も、そうでなくても、今日からおいしい紅茶でティータイムを楽しんで下さい。
小澤 舞子 【ティーインストラクター】
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サロン・ド・テで優雅にティータイム・・・なんて、子育て中のママには夢の話。でも、自分で美味しい紅茶をいれることができれば、ほんのわずかな時間でもリラックスできるはずです。お客様やお友達に自信をもってお出しできる美味しいいれ方、産地別おすすめの飲み方、子どもも喜ぶアレンジティーなど、紅茶が飲みたくなるような情報をお届けします。