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新しい年になり、和風の伝統行事が続きますね。ひな祭りを過ぎれば、春はもうすぐそこです。今回は、和菓子とも相性のよい紅茶「ヌワラエリア」をご紹介します。

ヌワラエリアは発酵は弱めで、花のような香りが特徴の紅茶です。

ヌワラエリアはスリランカ産のセイロンティーの中の１つです。産地の標高は非常に高く、1800ｍ近いところにあり、ハイグロウンティーとも呼ばれます。南国のスリランカでも、ここは日中でも気温25℃以下の避暑地で、現在でもヨーロッパから休暇を過ごしにくる人々が多く、イギリス様式の建物が残る過ごしやすい町です。

葉は一年中収穫できますが、おいしいとされるクオリティーシーズンが夏と冬の２回あります。

水色（すいしょく）はきみどりがかった薄いオレンジ色をしています。デリケートな香りは花のような香りと表現されます。味は、発酵が弱いため緑茶に似た爽やかな渋みがあります。

ヌワラエリアの気候条件は、日本の緑茶と同じ中国系の品種の茶樹の生息に適しているので、和菓子にも合うのです。

優しい香りとやや薄い色の紅茶ですので、ミルクは入れずにストレートで楽しみましょう。ケーキやムースなどの食後のデザートにも合いますし、餡などを使った和菓子やねりきりなど、甘い物と一緒に飲むとすっきりします。春のかわいらしい桃や桜色の和菓子と合わせてはいかがでしょうか・・・。

旬の和菓子と一緒にシーズナルティーでティータイムをお楽しみください。