「祁門(キーマン/キーモン)」は中国は上海西部の安徽省にあり、紅茶の発祥地と言われています。また、ヨーロッパ人が初めて口にした本格的な紅茶と言われています。エキゾティックな独特な風味の紅茶ですが、英国の女王陛下もお気に入りだとか・・・
今回は、中国のキーマン紅茶を紹介します。
世界三大紅茶の1つに数えられるキーマン。この地では19世紀に本格的な栽培が始まりました。緑茶やウーロン茶の歴史と比べるとずっと最近のことです。
工夫(コングー)茶とも呼ばれ、手間暇かかる伝統的な製法で作られ、現代でも希少な紅茶です。この紅茶は一度嗅いだら忘れられないインパクトのある薫香がしますが、これをスモーキーフレーバーと言います。しかし、お茶自体はランなどの花のような優しい香りも持ち合わせています。最初に強く感じる、スモーキーな香りに慣れてくれば、甘い香りに気づくかもしれません。味わいはとってもマイルドでほのかな甘みを感じます。水色は暗めのオレンジですが、透明感があり、キラキラと輝きます。味は意外と飲みやすいお茶なのです。
キーマンは中国を代表する紅茶の1つです。
小澤 舞子 【ティーインストラクター】
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サロン・ド・テで優雅にティータイム・・・なんて、子育て中のママには夢の話。でも、自分で美味しい紅茶をいれることができれば、ほんのわずかな時間でもリラックスできるはずです。お客様やお友達に自信をもってお出しできる美味しいいれ方、産地別おすすめの飲み方、子どもも喜ぶアレンジティーなど、紅茶が飲みたくなるような情報をお届けします。