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今月はアイスティー向きの茶葉選びに迷ったらぜひおすすめしたい、スリランカの「キャンディ」について紹介します。

キャンディと言っても、お子様の好きな甘いスイーツではなく、産地の名称です。スリランカの中央の内陸部に位置し、最後の王朝があった古都ですが、スリランカで最初に紅茶の栽培に成功した、最も古い茶園もあります。

キャンディ地方の民族衣装を着て踊る様子

キャンディは、標高があまり高くなく、なだらかな丘陵地帯に広がる「中地産茶（ミディアムグロウンティー）」です。季節風の影響を受けないので、１年を通して、安定した品質の紅茶が生産されます。

水色（すいしょく）はセイロンティーの特徴でもある鮮やかな紅色をしています。色味が強く、明るい色なので、白磁のティーカップでも、透明なグラスの中でも映えます。味は、マイルドでクセが無いので、ストレートで飲んだり、フルーツを使ったアレンジティーにも向いています。

タンニンが少ないということもあり、夏場はアイスティーを作るのにおすすめです。

作られる茶葉のほとんどが細かい茶葉（BOP）のサイズです。

自分でいれたアイスティーをまずはストレートで楽しんだり、牛乳を加えてアイスミルクティー、スライスしたレモンやオレンジを入れると、夏にぴったりの飲み物になります。さらに、生クリームやアイスクリームをトッピングすればお子様も楽しめますし、ちょっぴりリキュールを加えると大人の味になります。

もうひと手間加えて、お子様も喜ぶ簡単アレンジティーを作ってみましょう。ゼラチンを使ってゼリー状にしますが、冷やし固める工程がないので、すぐに飲むことができます。長い夏休みにお子様と一緒に作ってみても楽しいでしょう。紅茶の抗酸化作用に加えて、コラーゲンがたっぷりなので、いつまでも美しくいたいママにもおすすめの美肌ドリンクです。

お子さんにお手伝いをしてもらいながら、のんびりティータイム。

≪道具＆材料（1杯分）≫

・グラス・・・１つ

・バースプーン・・・1つ

・ストロー（細くない物）・・・１本

・ベースのアイスティー・・・多めに２杯分用意します。

・粉末ゼラチンなど・・・1袋

・熱湯・・・30ｃｃ

・グラニュー糖・・・ティースプーン2、3杯

・牛乳・・・適量

・氷・・・適量

≪作り方≫

①アイスティーのベースを用意します。（「オンザロックス方式」のアイスティーの作り方はコチラを参照→★★★）

②グラスにゼラチンと熱湯（30ｃｃ）を入れて、バースプーンで溶かします。

③さらに、グラニュー糖とアイスティーのベース（冷やしてない）をグラスに半分ぐらい入れて溶かします。

④たっぷりの氷と、牛乳を入れて１分くらいおきます。

⑤バースプーンを使って、ゆっくりと氷を沈めて底の方まで冷やします。

ゼリーの抵抗を感じ、見た目もマーブル模様になってきたら完成です。

≪飲み方≫

ストローを使って混ぜたり、吸ったりをくり返すとゼリーの食感が楽しめます。

ゼリーが固くなってきたら、残ったアイスティーを足しながらお飲み下さい。

お子さまと「面白いね、おいしいね。」・・・なんておしゃべりしながら、夏のひとときを過ごせるといいですね。