≪ティーポットの材質について≫
以前、「紅茶をおいしく飲むためのカップの選び方」の回で説明したのと同じ理由から、保温性の高い磁器や陶器がおすすめです。
ガラス製のサーバーは、保温効果が弱く冷めやすいのですが、メモリが付いてるとお湯の分量が一目でわかりますし、比較的お手頃価格で購入できます。また、中が見えるので、ジャンピング(茶葉がお湯の中で舞う現象)の様子がわかるというメリットがあります。
しかし、近年よく見かける鉄製のティーポットは、鉄の成分が溶けだしてしまい、紅茶の水色(すいしょく)が黒ずんでしまうので、あまり向いているとは言えません。ヤカンも同様に、鉄製は避けましょう。
≪ティーポットのかたちについて≫
ティーポットの形はカボチャのように丸みを帯びたかたちの方が、シャンピングしやすくなります。内側に茶こしが付いてるものがありますが、広い空間の中で茶葉が自由に動くことができるよう、茶こしを外してご使用下さい。
また、注ぎ口は茶葉が詰まらないように広めに設計されているか、注ぐ時に漏れないか、傾けた時フタが外れにくいかなどを参考に選んでみましょう。
お好みの色や柄のポットを見つければ長く愛用できると思います。
≪計量用のスプーン≫
計量するためのスプーンですが、ティースプーンを1本用意しましょう。一度、はかりなどを使って、スプーン1杯が約3gになるよう茶葉の分量を把握しておけば毎回の計量がスムーズです。
ティースプーンとコーヒースプーンはサイズが異なりますので注意しましょう。かわいい形のメジャースプーンなどもあれば、紅茶をいれる作業がより楽しくなるかもしれません。
≪砂時計またはタイマー≫
蒸らし時間の3分を計るために砂時計またはキッチンタイマーを用意しましょう。
≪茶こし≫
ティーカップに注ぐ時に使います。細かい茶葉でも濾せるよう、網目が細いタイプ、または2重の物がおすすめです。
≪マット&ティーコジー≫
保温するために必要なアイテムです。ティーポットの下に敷く布やコルク製の下敷きや、ポットにかぶせるティーコジーを使いましょう。無ければ、ふきんやタオルを敷いたり、かぶせても良いでしょう。
家にある物で代用しても構いませんし、お好みのアイテムを1つ1つ揃えても楽しいです。紅茶の楽しみが広がると良いですね。
現在、JR川崎駅近くで少人数制のティーレッスンを行っております。
お子様連れでも安心してご参加下さい。詳しくはコチラ→★★★
小澤 舞子 【ティーインストラクター】
記事テーマ
サロン・ド・テで優雅にティータイム・・・なんて、子育て中のママには夢の話。でも、自分で美味しい紅茶をいれることができれば、ほんのわずかな時間でもリラックスできるはずです。お客様やお友達に自信をもってお出しできる美味しいいれ方、産地別おすすめの飲み方、子どもも喜ぶアレンジティーなど、紅茶が飲みたくなるような情報をお届けします。