ハッピー・ノート.com

セイロン紅茶の魅力/2013年3月

光り輝く国で生まれた「セイロンティー」

紅茶を選ぶ時、「セイロンティー」という言葉を耳にしたことはないでしょうか? セイロンティーとは、インド南東にある島国「スリランカ」で生産された紅茶全般を指します。セイロンは昔の国の名称なのです。スリランカは北海道ほどの小さな国ですが、輸出量が世界第1位で紅茶の種類も豊富なので、気軽に産地ごとの味わいを楽しむことができます。

 

IMG_0635.JPG

明るく輝きのあるキャンディー。赤みがかっているのがセイロンティーの特徴でもあります。

セイロンティーの基礎知識

農作物である紅茶は、産地特有の気候や地形の影響を受けることによって味わいが変わります。モンスーン(季節風)の影響で、クオリティーシーズン(品質の高い茶葉が収穫できる時期)が異なります。例えば、東南に位置するウバ地方のクオリティーシーズンは8~9月、南西方面のディンブラは1~3月、中央に位置するヌワラエリアは、両サイドからの季節風の影響を受け、1~2月と6~7月の年に2回もあるのです。

 

そして、標高によって産地を区分します。標高1200m以上の産地は「ハイグロウンティー(高地産茶)」と呼ばれ、「ウバ」、「ヌワラエリア」などがあります。山の急傾斜の崖のような所に茶畑があり、寒暖の差があります。朝夕の冷え込みで霧が発生し、香りの高い紅茶になります。

「ミディアムグロウンティー(中地産茶)」と呼ばれる産地は標高600~1200mに位置し、スリランカ南部のシンハラ王朝があった古都「キャンディ」が代表的な産地です。

最後に、標高600m以下の産地は「ローグロウンティー(低地産茶)」に区分されます。海が見えるくらい低地で、小規模茶園が多い「ルフナ」などがあります。高地と比べ一年中気温が高いので発酵の強い紅茶になります。

 

 

P4100240.JPG

ハイグロウン地方の急傾斜の山一面がお茶の樹です。 

本格的なセイロンティーを飲む前に・・・

現地の人々の飲み方ですが、キリティと言って、お湯で溶いた粉末のミルクや、コンデンスミルクを入れて飲むミルクティーや、ティーポットに生姜を一片加えて作るジンジャーティーを楽しみます。暑い国ですが、いずれもホットティーで飲むのが主流です。

産地によって、ストレートやミルクティーなど色々な飲み方で楽しめますが、良質な紅茶を選ぶためには信頼できるティーショップで買うのが一番です。判断の基準の1つとして、ライオンのマークの下にセイロンティーと印刷されたシンボルマークのパッケージを選ぶのも良いでしょう。

 

IMG_0646.JPG

100%スリランカ産であること保証するマークです。

 

1年を通して様々な味を楽しめるセイロンティーをお楽しみ下さい。

Information/お知らせ

現在、JR川崎駅近辺で少人数制のティーレッスンを行っております。

お子様連れでも安心してご参加下さい。詳しくはコチラ→★★★

Mama's profile/プロフィール

小澤 舞子

小澤 舞子 【ティーインストラクター】

記事テーマ

がんばるママもおうちでくつろぐ紅茶時間

サロン・ド・テで優雅にティータイム・・・なんて、子育て中のママには夢の話。でも、自分で美味しい紅茶をいれることができれば、ほんのわずかな時間でもリラックスできるはずです。お客様やお友達に自信をもってお出しできる美味しいいれ方、産地別おすすめの飲み方、子どもも喜ぶアレンジティーなど、紅茶が飲みたくなるような情報をお届けします。

Vote/この記事に投票しよう

Evaluation/この記事のみんなの評価

lightbulb_outline

なるほどそうか!役に立った

0

favorite_border

わかる!わかる!共感した

0

feedback

この記事へのコメント

0

Comment/この記事にコメントしよう

Archives/小澤 舞子さんの記事一覧

最新記事

記事一覧を見る

注目トピックス

トピックス一覧を見る

Weeklyゴーゴーリサーチ