紅茶と言えばヨーロッパのイメージが強いかもしれませんが、主な生産国はアジアに多いと、以前お話しいたしました。
新しい年の初め、中国の代表的な紅茶を紹介します。
中国のお茶の生産量は世界第2位。その中には緑茶やウーロン茶、そして紅茶が含まれています。代表的な紅茶の産地は3つあります。
最も有名なのが、安徽省で生産され、世界3大紅茶の1つと言われる「祁門(キーマン)」です。エキゾティックな香りはランの花に例えられたりしますが、まろやかでほのかな甘みがあります。
2つ目は強い個性的な香りを持つ、福建省の「正山小種(ラプサンスーチョン)」です。独特なスモーキーな香りを初めて嗅ぐ方は驚かれることでしょう。でも口にすると渋みが少なく、大変飲みやすく、英国の紅茶好きに古くから珍重されています。
3つ目は中国西南部の雲南省で作られる「雲南紅茶」です。茶葉にはゴールデンチップ(茶葉の先端についている芯芽)を多く含みます。鮮やかな紅色で香りも味もマイルドです。
(左)から、「祁門」、「正山小種」、「雲南」紅茶。
紅茶の起源が中国ということもあり、クラシックなブレンドには中国生まれの紅茶が使われていることが多いのです。
小澤 舞子 【ティーインストラクター】
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サロン・ド・テで優雅にティータイム・・・なんて、子育て中のママには夢の話。でも、自分で美味しい紅茶をいれることができれば、ほんのわずかな時間でもリラックスできるはずです。お客様やお友達に自信をもってお出しできる美味しいいれ方、産地別おすすめの飲み方、子どもも喜ぶアレンジティーなど、紅茶が飲みたくなるような情報をお届けします。