食器は風景画で言えば、キャンバス内での構成要素の境界線にあたると思います。
定型の形としては、丸形、オーバル(楕円)形、スクエア形、長方形があると思います。 そして素材には陶器、磁器、漆器、ガラス、木製、藤製などがありますね。
更にそれぞれに大きさや背の高さ、そして色があると思います。 絵画でも画面の中に同一方向に伸びる直線ばかりだったり、 同じ形状の繰り返しばかりでは平坦で単調な印象になり、 メリハリのない絵画となってしまいます。 一般的には曲線中心の画面に直線を加えると、曲線の優しさに鋭さが加わり、 かえって曲線が生きるとされています(『巨匠に学ぶ構図の基本』視覚デザイン研究所 出版)。
この効果を狙っているのが人物画でも多く見られ、 背景に壁の直線が描かれているのはモデルの体のラインをひきたて、 優しい印象を感じさせる効果も狙っているといえます。
(モディリアニ 「セーラー・カラーの少女」 1918年)
料理での食器も同じことで、食卓の上に同じ形や高さの食器だけでは 単調で活き活き感に欠けることになります。 「今晩の夕飯は何のお皿に盛り付けようかな」と悩む時には、 これら2つのことに注意して選んでみてください。 ・形は同じ形ばかりにしない ・高さも異なる食器を混ぜる
さんまが美しい季節ですので、さんまの一夜干しをメインに一口サイズのお寿司とお吸い物を添えたメニューを例に見てみましょう。
<メニュー>
さんまの一夜干し焼き
一口寿司(いくらとじゃこ、枝豆ペペロンチーノ)
みょうがの塩漬け
お吸い物
まずはこちら。
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Facebook スゴイと思ったらシェア!http://www.facebook.com/sugoize(2012年7月5日投稿)
柏木 直子 【パン&家庭料理教室主宰】
記事テーマ
毎日の生活の中で家族が顔を合わせ、同じものを共有する唯一の時間が食事。だからこそ家族にワクワクした気持ちで食卓に座って欲しいし、何よりママ自身が楽しんで作れることが1番。家族の喜ぶ顔、それは美しい絵画に出会った時のはっとした嬉しい驚きと同じ。3つのポイントをおさえて献立を考えれば、いつもと少し違った家族の表情が見られるかもしれませんよ!