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料理を作る時のポイントB 季節感や食卓の雰囲気を考えましょう/2012年8月

前回までのおさらい

今年も蝉の声が聞こえるようになってきましたね。

いよいよこれから暑さ本番、適度に水分と栄養を摂って元気に夏を乗り切りましょう!
 
 
さて、ここまで料理を作る時に考慮する最初のポイントA 「相手を考えて献立を決める方法」についてご説明してきました。
これでメニューを決めることが出来ましたね。
絵画に当てはめると、キャンバス上に描く全体構成までは決まったことになります。
 
 
それではいよいよ次のステップのデッサンにあたる、ポイントB. 「季節感の出し方、食卓の雰囲気と食器選び」を考えていきましょう。
季節感を感じさせる料理とは

絵画の場合は、季節感を出すには主に2つ手法があります。

1. 季節的な旬のあるものを描く(雪景色、新緑、海水浴等)
2. 全体の色使いで季節感を出す
の2つです。
 
これを料理に置き換えてみましょう。
まず1つ目にあたるのは、旬の食材を使うことです。
見た目に季節を感じてもらえるだけでなく、旬の食材にはその時期に人に不足しがちな栄養素が多く含まれていますので、栄養価の面でも積極的に摂りたいものです。
今回の記事の最後に、色別に食材の旬の季節をまとめましたのでご参考になさってみてください。
 
2つ目としては、季節をイメージする色味の食材や食器を使うと良いでしょう。
 
<春>
花や若葉をイメージさせるような、生き生きとした明るく優しい色味の素材やパステル色のお皿を選ぶと分かりやすいと思います。

春.jpg

 
<夏>
日差しも強く、木々や花の色も濃くなります。原色に近い明るい色味の仕上げにしたり、氷をイメージするガラスの器にすると伝わりやすいと思います。
 
夏.jpg
 
<秋>
秋は紅葉や枯れ葉をイメージしやすい茶系や黄色系の落ち着いた色味が良いと思います。
 
秋.jpg
 
<冬>
これは雪景色の白。クリスマスに赤や緑の組合せもイメージしやすいと思います。
 
冬.jpg
色が人の食欲にもたらす影響とは

アメリカのコーネル大学の研究によると、食事に特定の色数があると、好き嫌いが多い人も食欲がわきやすくなるそうです。

子どもの場合は一皿に7つの食材と6つの色があるのを好み、大人の場合は3つの食材と3つの色があるのを好むそうです。
(引用元 lifehacker. Colorful Plates Boost a Picky Eater's Appetiteより
URL: http://www.lifehacker.jp/sp/2012/06/120615foodcolors_2.html)
 
日常の買い物の際に、ついつい慣れ親しんだ同じ物ばかりを買い揃えがちになります。
野菜室を開けて見てみてください。
同じ色味ばかりになっていませんか?
食卓の上をカラフルにするためには、まずは今日のスーパーでの買い物かごの中から彩り豊かになっているか意識して、もう一度覗いて見てみてください。
 

色とりどり.jpg

素材別色味と旬の季節リスト

主な食材別に色味と旬の時期をまとめましたので、ご参考になさってみてください。

(一部引用元 食の教科書 野菜の基礎知識 エイ出版社)

 

図.jpg
 
次回は今の季節、夏を感じさせる料理レシピをご紹介します。

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Mama's profile/プロフィール

柏木 直子

柏木 直子 【パン&家庭料理教室主宰】

記事テーマ

たった3つのポイントで食卓が絵画に変身!

毎日の生活の中で家族が顔を合わせ、同じものを共有する唯一の時間が食事。だからこそ家族にワクワクした気持ちで食卓に座って欲しいし、何よりママ自身が楽しんで作れることが1番。家族の喜ぶ顔、それは美しい絵画に出会った時のはっとした嬉しい驚きと同じ。3つのポイントをおさえて献立を考えれば、いつもと少し違った家族の表情が見られるかもしれませんよ!

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