マイホームがほしいなと思っても、チラシやインターネットをたまに見るくらいで、「子どもが小さいとなかなか行動に移せないな」と思う方もいらっしゃいますよね。実はいきなり物件の見学やモデルハウスなどに出かけなくても、資料請求をするだけで家探しがかなりラクになることも。今回は、資料請求をするメリットについてご紹介しましょう。
希望の住まいを手に入れるには、いち早く情報を得るのがカギ。資料を効率よく入手するためには、住宅情報サイトが便利です。「HOME’S」や「SUUMO」というサイトでは、希望のエリアや物件を絞り込み、一括して資料請求ができます。また、注文住宅の場合は施工会社を検索したりカタログを請求が可能で、これらはすべて無料で利用できます。サイト内には、住宅取得に役立つ記事や、実例も掲載されていることが多いのも参考になりますね。
ぜひ入会をおすすめしたいのが、住宅メーカーやマンション販売会社が運営する「友の会」。入会金や年会費は無料のところがほとんどで、住まい選びに関する情報が郵送やメールで届いたり、希望するエリアの分譲情報を優先的に知らせてくれるのが一般的です。
会員登録をするとプレゼントがもらえたり、会員限定のキャンペーンに応募が可能、そして成約した場合の特典があるところも。ほかにも、家具やインテリア購入時に割引が利用できる会社もありました。友の会を運営している会社は、ホームページから入会ができるようになっているので、気になる友の会があれば、登録してみてはいかがでしょうか。
期間限定ですが、楽天市場からマンション友の会に入会すると、ポイントがプレゼントされる特典付きのキャンペーンも行われています。(2012年11月15日現在)
資料請求をした後は、それぞれの物件の特徴を確認したり、希望条件と合うかどうかの見極めをしましょう。実は私も経験があるのですが、多くの資料が届き、混乱しないようご注意を。
会社によっては、資料が届いた頃に到着確認や資料請求の御礼で、電話がかかってくる場合もあります。「いきなり営業の電話?」と、抵抗がある方もいらっしゃるでしょうが、率直に「初めてでよく分からないので、これから検討します」とか、「○年先ぐらいなので、ゆっくり探しています」と答えて大丈夫です。
もちろん実際にモデルルームなどへ見学に出かけるのもいいですが、一度にたくさん行くと混同しがちなので、資料の段階である程度優先順位をつけてから、見学したほうがいいですね。
家探しには積極的に動くことが大切ですが、まずは資料請求からその第一歩を踏み出してみませんか。
武田 由紀江 【住宅ライター】
記事テーマ
子どもの誕生や就学を機に、マイホーム取得を考える方が多いようです。「自分たちにはどんな住まいがいいのか」「子どもと仲良く暮らせる間取りは」など、事前に考えることはいっぱい。初めてのマイホームを賢く、楽しく取得するために、知っておきたい基礎知識や住まい選びのポイントなどについて連載していきます。