一戸建てを探していると、ハウスメーカーなどが大規模開発した分譲住宅地や宅地を目にする機会が出てきます。土地の規模によって数百戸といったスケールの大きいところも。こういった分譲住宅地の特徴や魅力について考えてみました。
なんといっても一体開発されるので、色調や建物など街並みに統一感があるのがメリット。車道や歩道が計画的に設置されることもあり、安全性にも配慮されています。
また、里山があったり四季折々の植栽に彩られたりと、身近で自然とふれあえるのもいいですね。
子育て世代にうれしいのは、公園が近くにあること。大規模タウンの場合、公園が数カ所に設けられている場合もあります。買物施設、学校などの生活施設が比較的近い住宅地なら、子どもを通わせるのも安心です。
そして最大のメリットは、新しい住宅地では住人も新しく、一緒に暮らしを始められる点。初めてマイホームを持つ人も多く、同世代や子どもの年齢が近い人も目立つと思います。新しい住人同士でのコミュニティが生まれるのも楽しいでしょう。
大規模な住宅地は一般的に郊外に多く、利便性を重視する人は興味が沸きにくいかと思いますが、子育て環境が充実していることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
武田 由紀江 【住宅ライター】
記事テーマ
子どもの誕生や就学を機に、マイホーム取得を考える方が多いようです。「自分たちにはどんな住まいがいいのか」「子どもと仲良く暮らせる間取りは」など、事前に考えることはいっぱい。初めてのマイホームを賢く、楽しく取得するために、知っておきたい基礎知識や住まい選びのポイントなどについて連載していきます。