「新築マンションはモデルルームがあるけど、中古マンションはどこで買うの?」と、思ったことはありませんか。
実はこれ、最近娘の同級生のママから質問されたのです。たしかに、新築マンションは広告が出ていたり、モデルルームが設けられているから、そこで手続きをするのだろうと何となく分かります。では中古は? ということで、今回は物件ごとの購入までの流れについてご紹介します。
新築マンションの販売は建設前に行われ、モデルルームを設置するのが一般的。そこで室内や設備の見学ができ、詳しい資料ももらえます。Webサイトからは資料請求や、モデルルームの見学を予約したりもできますね。
○新築マンション契約の手順
Webサイトや広告などで情報収集したあと、希望条件を決めます。
モデルルーム見学→資金計画シミュレーション→申し込み
見学後に資金計画をシミュレーションしてもらい、気に入れば同じ場所で申し込みを行うことになります。
では、中古マンションはどこで買うのでしょうか? 新築のように自分で見つけるのはむずかしいため、不動産会社の仲介で買うことになります。
たとえば、住みたいエリア、校区、間取り、予算などを不動産会社に伝えると、希望に沿った物件をいくつか紹介してもらえます。物件によっては、空室や居住中のお宅への見学が可能な場合も。
Webサイトで探すこともできますが、住みたい地域の不動産会社を訪れるのもおすすめ。地元に精通していて、物件以外の生活に必要な情報を聞けるというメリットがあります。
また、売主の都合で表立って広告を出さない物件もあるので、直接不動産会社に出向くことで、ぴったりの物件に出合う早道となることも多いです。
○中古マンション契約の手順
Webサイトで不動産会社の情報収集、希望条件を整理しておきます。
不動産会社訪問→物件の紹介→資金計画シミュレーション→物件見学→申し込み
新築と中古の違いは、当然のことながら新しいか、人が住んだことのある家かということです。
新築のメリットは、設備仕様やセキュリティ対策など最新のシステムが導入されていること。大規模物件だと、ゲストルームやキッズルームなど便利な共用施設があるのも魅力ですね。(中古物件に設けられている場合も)。
中古の場合は、買いやすい価格、地域限定だと探しやすい、自分の目で実物を確かめられることなどがメリットといえます。
物件選びは、どこでどんな暮らしをするかという家族それぞれのイメージによります。夫婦や子どもの将来を考えながら、ぜひ自分たちにぴったりな住まいのイメージを膨らませてみてください。
武田 由紀江 【住宅ライター】
記事テーマ
子どもの誕生や就学を機に、マイホーム取得を考える方が多いようです。「自分たちにはどんな住まいがいいのか」「子どもと仲良く暮らせる間取りは」など、事前に考えることはいっぱい。初めてのマイホームを賢く、楽しく取得するために、知っておきたい基礎知識や住まい選びのポイントなどについて連載していきます。