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子育てがラクになる親子近居/2013年4月

スープの冷めない距離とは

結婚後、親子の住居は「スープの冷めない距離」がいいと昔から言われてきました。

近くといっても、実家から5分程度と思う方、20〜30分以内ならOKという方まで、考え方は人ぞれぞれです。

 

実際マイホームを考えたときに、住み慣れた実家近くを検討する方も多いと思います。今回は、親子近居で暮らすメリットをまとめてみました。

近居でよかったポイントはおもに3つ

1.子育てをサポートしてもらえる

 

出産の前後はもちろんのこと、子育てが始まると「ちょっと助けて〜!」と思うことがいっぱいあるもの。ご近所に住んでいれば、家事をお願いしたり、子どもを見てもらえたりなどサポートが期待できます。精神的にも「自分ひとりで子育てしてるんじゃない」と思えて、気分がラクになる効果も大きいですね。

 

2.金銭的な援助が受けられる場合も

 

近くに住むということで、住居費を援助してもらえるケースもあります。普段の生活でも、実家で食事をごちそうになったり、お母さんから「お肉が安かったから一緒に買っといたよ!」などと、現物支給が受けられたりするメリットも。

 

3.同居と違って気がラク

 

両親との関係がうまくいっているとしても、やはり同じ屋根の下というのは、気兼ねすることもあります。別世帯なら、朝ゆっくり寝ていたり、友だちと夜遅くまで遊ぶことも自由にできるでしょう。お互いプライバシーを尊重しながら暮らせるのがメリットです。

親側も生活の楽しみができます

私自身も実家から徒歩8分の「近居」をしています。まずは出産後に毎日食事を運んでもらったのが助かりました。その後は、ちょっと銀行に行く、歯医者さんに行くというときに、子どもを預けられて本当に助かったんです。雨の日に子連れで病院に行くときなどは、付き添ってもらったこともありました。

今でも急に熱が出たときは、保育園のお迎えをお願いしたりと、何かとサポートしてもらっていますね。

 

親側からは、やはり「孫がかわいいし、娘の手助けをしたい」と思ってくれたよう。そして、孫の成長をひんぱんに間近で見られることも日々の楽しみになっているようです。

 

夫の実家、妻の実家どちらの近くに住むかということも話し合う必要がありますね。そして、近くに住んでいない親のほうともうまくコミュニケーションを取りたいものです。

 

じぃじ、ばぁばが近くにいて、子育てに参加してもらうことができれば、子どもにとってもよい影響が出ると思います。

Mama's profile/プロフィール

武田 由紀江

武田 由紀江 【住宅ライター】

記事テーマ

子育て世代の住まい選び

子どもの誕生や就学を機に、マイホーム取得を考える方が多いようです。「自分たちにはどんな住まいがいいのか」「子どもと仲良く暮らせる間取りは」など、事前に考えることはいっぱい。初めてのマイホームを賢く、楽しく取得するために、知っておきたい基礎知識や住まい選びのポイントなどについて連載していきます。

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