どのような方法でトイレトレーニングをするにしても、言わないほうがいい言葉があります。
厳密には言葉だけでなく態度も含みますが、そのような言葉を使ってしまうと、トイレトレーニングの停滞や後戻りにつながる場合も。
さらにはおむつが無事外れたとしても、その後の親子の関係によくない影響を与えることもあります。
「自分が言われて傷つく言葉は使わない。」
これって当たり前のことだけど、つい親から子どもという「縦の関係」になってしまいがちな場合、無意識のうちに使ってしまっているものです。
自分が普段、お子さんに使っている言葉を思い出してみてください。
トイレトレーニングが思うように進まないのは、案外言葉がけが原因なんてこともあるかもしれませんよ!?
逆に言葉がけひとつで、子どものやる気を引き出せたり、トレーニングが楽しくなるものです。
各パターンごとにNGワードの例を挙げてみたので、参考にしてください。
【命 令】 上から頭ごなしに命令する。
おしっこしたかったら、ママに言いなさい!
ちゃんとトイレでおしっこしなさい!
【脅 迫】 できなかったら、やりたいことをやらせないなどの脅迫。
トイレでおしっこしなかったら、おやつ抜き!
もらしたら、もうパンツはかせないよ。
おもらししてたら幼稚園行けないよ。
【説 教】 大人の常識をいきなり押し付ける。
トイレでするのが当たりでしょ!
おしっこはトイレでするものでしょ!
【非 難】 本人そのものを拒否したり否定する。
まだおむつなんて恥ずかしくないの!
臭いのよ!
おもらしなんて、汚~い。
ばっちーい!
【尋 問】 理由や答えがないとわかっている質問をぶつける。
なんでここ(床)でおしっこするわけ?
どうしておしっこって言えないの?
おしっこはどこでするのよ?
【比 較】 他の誰かと比較する。
○○ちゃん、もうパンツはいてるって。
みんなできてるのに、できないのはあなただけよ!
他にも、「もうあなたなんて知らない。」などど突き放したり、「うちの子全然おむつ取れないのよ。」などと、子どもの前で、他の人とおむつはずれが上手く行かない話をしたりしないでください。
聞いていないようで子どもはしっかり聞いています。そして小さいながらも心は傷ついています。そうなるとトイレトレーニングも上手くいかないという負のスパイラルに落ち込みます。
また、「今度はちゃんと教えてくれるよね?できるよね?」「○○ならできるはず!」などという言葉や「トイレ」という言葉を一日中言い続けるのも、過度のプレッシャーを感じてしまう可能性があるので、ほどほどにしたほうがよいでしょう。
さらには「だからあんたは何をしてもダメなのよ!」などと人格を否定するような言葉を口にするのは論外です。
とはいえ、親だって人間だもの…。イライラもするし、イライラついでに上記のような言葉をついつい口にしてしまうことありますよね。
言ってしまった後に「ハッ」として落ち込む…なんてこと、みんな経験あるはず。「言い過ぎた~」と落ち込んだり、「こんなこと言わなきゃよかった…」とか自己嫌悪に陥ることも…。
トイレトレやおむつはずれだけでなく、子どもの行動や成長は、『言葉だけではコントロールできない』ものです。
次回は「どんな言葉がけをすれば有効か」について、お伝えします。
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滝田 加奈子 【トイレトレーニングアドバイザー】
記事テーマ
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