落ち込んでいる中で、ふと、「コーチなんだから視点を変えなくちゃ」と気付きました。
よく考えてみれば
保育園時代:イヤイヤして吐き出す
↓
幼稚園時代:先生に食べさせられれば食べる
↓
小学校時代:早く遊ぶために自分で食べる
ということで、ほんの少しですが成長しています。
家での食事は小学校に入っても変わらず、だったのですが、そういえば最近サラダだって自分で食べるようになりました。
もちろんたくさんは食べたがりませんし、出すと文句を言うし、ちゃんと見てないとお腹いっぱいを理由に野菜を残そうとするところは相変わらずですが、よくよく考えたら息子の中では成長していました。
子どものことをちゃんと見ていよう、と思っても、ついついよその子の動向が気になってしまいます。
あの子はこれができる、こんなことはみんなできる、なのにうちの子は…
よその子のいいところは簡単に見つかるけど、わが子のいいところはなかなか見つからない。
これってママ共通の悩みじゃないでしょうか?
ただ、子どもはみなそれぞれ違っていて、かけっこをするのに違うスタートラインから走り出したようなもの。これじゃ単純に比べることができません。
人のできるところばかり目に入ってくるのは、お子さんのことでも自分自身のことでも一緒です。
『隣の芝生は青い』って言葉が昔からあるくらいですから、きっと昔の人も同じだったのでしょうね。
そんな風に考えられるようになったら、心に余裕ができたので怒ることが減りました。
そうなんです。
みんなができることができないなんて!という焦りや苛立ちが、八つ当たりのように子どもに向かってしまっていたんですね。
今考えれば、ほんとに申し訳ないことをしました。
でも、「他人のいいところは簡単に見つけられるけど、自分や身近な人は難しい!」ってことを頭の隅に置いておくだけで気持ちが楽になりますよ。
実際、私自身、すっかり楽になりました。