夏休みの宿題は学校から一覧にしてプリントでいただきます。ですから、あえて話をしなくてもわかっているだろうとついつい考えてしまいます。
でも、親から言われなくても子どもが自分で宿題をやりだしてくれるってことはなかなかありません。場合によっては、親が言ってもやってくれないこともあります。(泣けてきますね。)
それは、子どもの中に「これは自分のやること」という意識が芽生えていないからなんです。
同じように出された宿題でも、「やれって言われたこと」と「自分でやろうと思ったこと」では取り組み方がまったく違います。
大人でもそうですよね。「やらなきゃいけないとわかっていても、どうしてもやりたくない。」という時は、だいたい自分がやろうと思ったことではなく、誰かにやれと言われていることだったりします。
その意識を変えるには、話してみることが効果的です。
いつまでに何をどうやってやるのか、ということを話して「これは自分がやることだ」という認識を持ってもらいます。もしそれをやりたくないと思っている気配が感じられたら、話していく中で解決することもできます。
もしかしたらやり方がよくわからないのかもしれません。「なんでこんなことしなきゃいけないの?」と納得がいっていないのかもしれません。ただただ「めんどくさい~」のかもしれません。
やり方がよくわからないなら、一緒に確認することができます。
納得していないなら、学ぶ目的や将来の目標について考えてみることができます。
めんどくさいなら、ひとつの宿題を小さなステップに分けて、少しずつ進めていくことができます。
そうやって頭の中を整理していくことで、宿題に取り組む気持ちを子どもの中に育てていきます。
締切直前になるとそんな悠長なことは言っていられませんから、子どものためにも私たち親自身のためにも、ゆっくり時間が取れるよう事前に話しておくとよいですね。