子どもとの毎日は忙しいですよね。
「早く準備しなさい」「早く食べなさい」「あれをしなさい!」「これをしちゃダメ!」
同じことを何度も言わなきゃいけないし、ちゃんとできていないと親のせい。
その”親”というのは、父親は入ってなくてなんだか母親だけみたいになってるし。。。
いっぱいいっぱいで押しつぶされそうな気分になってしまうこと、ありますよね?
そんな時パパを見ると、全然そんなことにお構いなしでのんきな顔をしていたりして
余計に腹が立つんですよね(笑)
そんな時は、「パパが動く魔法の言葉」を使って、パパに子どもの面倒を見てもらいましょう。
小さい頃から絵本の読み聞かせをしてきましたが、私が仕事を始めてからは夜の時間が忙しくてなかなか読めなくなっていました。
そんな時、珍しく早い時間に我が家のパパが帰ってきました。
「よし、パパに読んでもらおう」
と思いましたが、普通に頼むと「疲れてる」「帰ってきたばかりなのに、、」と嫌がられることが簡単に予想できました。そこで魔法の言葉の登場です!
「パパが読む『おおかみと7ひきのこやぎ』、オオカミの台詞の言い方がおもしろいって、息子は私が読む時もマネさせようとするの。だからマネして読むんだけど、「やっぱりパパの方が上手〜」って言うのよ〜。ひどいでしょ?だから今日はパパが読んであげて。きっと息子喜ぶよ〜♪」
すると
「え〜、じゃ、ちょっと着替えてくるから待ってて」
と言って、着替えてから息子が寝付くまで数冊の本を読んでくれました。
その間に片付けなどできて私も大助かり!
「寝たよ〜」
と言いながらパパが出てきた時には「ありがとう!喜んでたでしょ〜」と満面の笑顔で感謝しました。
まず、世のパパの性格を分析すると、ほぼ「特撮ヒーローの心を持つ水族館のイルカ」だと言えます。
特撮ヒーローは「誰かを助けて、幸せになってもらうこと」が仕事です。
水族館のヒーローであるイルカはトレーナーの指示に従って演技を行います。(終わったらエサをもらえます)
これをパパに伝わるように置き換えると
「家族を助け、幸せになるとわかるように、やってもらいたいことを伝える」
これだけで魔法の言葉ができあがります!
先ほどの私の例で言うと
「息子が喜ぶから、本を読んで欲しい」
の部分ですね。
他にも
「あの子、パパの言うことだったら聞くのよね〜。だからパパから言ってくれる?」
というのもママではできないことを肩代わりして、ママを助けることが実感できますよね。
ただし、せっかくの魔法の言葉も、命令口調になってしまうと効果は0。
もし命令口調になりそうになったら、「〜してくれたらうれしい」「〜してくれたら助かる」などのクッション言葉を付け加えてくださいね。
そうそう、イルカのエサと同じく、最後に「ママの笑顔のありがとう」があると、次のお願いはもっと喜んでやってくれますよ!
こんな魔法の言葉で伝えていくと、パパがどんどん家庭のヒーローになってくれます。
「ここはママが言うべき」とか「パパが言わねば」なんてベキベキネバネバしないで、家庭の問題はかっこよくヒーローに解決してもらいましょう!
<参考文献>
しあわせ夫婦になる 心が近づく妻のひと言 林 恭弘著 総合法令出版
ブログの方でもパパが動いてくれる魔法の言葉をご紹介しています。
よしだ るりこ 【総合話し相手サービスさくらマルシェ代表】
記事テーマ
「何回言ったらわかるの?!」「早くしなさい!」イライラしてつい小言を言っては後悔していませんか?子育てに正解はありません。でも、より子育てが楽しくなり、お子さんのやる気を引き出すコツはあります。お子さんのタイプの見極め方やほめ方、言葉がけの仕方などの子育てのコツを毎回ひとつずつご紹介していきます。ひとつでもしっかり効果は出てきますよ!